検索窓
今日:4 hit、昨日:7 hit、合計:191,331 hit

プロローグ ページ1

.







太一は、私のことを『ヘンタイ』と言う。






いやあ…それは仕方がないことだよ。

だって私は可愛い太一のことが大好きですから。


あ、恋愛感情かは置いといてね。









「太一、腰細いね。抱きついていい?」


「セクハラっすわ」








そうやって、たまに毒舌なところも嫌いじゃない。


むしろ大好物です。ご馳走さま。








「うわあ…貧相」


「ちょっと私の胸見ながら言わないで!」









ただ、ひとつだけ文句を言うならば、

太一もなかなかの『ヘンタイ』だと私は思うよ。








「ねえねえ、たい」


「イヤっす」


「ちいーー……」









私たちは恋人同士ではないし部活も違う。


学年も違う。


ただの先輩と後輩の関係、それだけだ。








「やだ、へんたい」


「ばっ、太一に言われたくない!」









だけど、









「たーいちーーっ!!」


「はいはい、ちゃんと居ますよ」








そんな関係だからこそ何か萌えるんだと思う。


あ、間違えた。燃えるんだと思う。

01→



目次へ作品を作る
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 10.0/10 (496 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
719人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:nome. | 作成日時:2017年2月12日 0時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。