３６ ページ37
.
私のしたい事リストは、3つある。
その� 愼欝蘋犬瓦辰魁�』
｢………ほんと何これ｣
｢まあまあ。少しでいいから！｣
｢はぁ……｣
｢はい。じゃあ同級生ごっこ始め〜｣
私がもっと遅くに産まれるか。
太一が少し早めに産まれていたら。
もしかすると私たちは同級生だったかもしれない。
もし太一と同級生だったらどんな話をしてただろう？？
なんて考えるうちに、これを思いついた。
｢ねぇ川西、今日もかっこいいね｣
｢それいつものAさんじゃないですか｣
｢あ、さん付け禁止。ダメでーす｣
｢えぇ……｣
隣の席で顔を歪める太一に、
腕をクロスしてバツマークを作りながら、タメ口で！と伝える。
すると太一は照れくさそうにクセっ毛の髪を触りながら、
｢今日も元気だね、……Aちゃん｣
すごく小さな声でそう言った。
｢っはぁーー！ありがとう太一！！！｣
最っ高です。ありがとうございます！！
｢もう1回！もう1回言って！｣と
顔を赤らめて目線を逸らす太一の腕をぐいぐい引っ張る。
そして次こそは録音せねば！とスマホも構える。
｢ねっ、太一｣
｢もうムリ……｣
｢たーいちっ｣
｢やだ。やらない。言わない｣
｢んもう頑固！｣
｢はいはい、次行きましょ、次｣
そう言って立ち上がると、
私の腕も引っ張って無理やり席を立たされた。
こうして半ば強制的に同級生ごっこが終了する。
本当に少しだけで終わっちゃったけど、
太一の『Aちゃん』呼びが思っていた以上に
可愛くて、嬉しすぎて、しばらくニヤニヤが止まらなかった。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 720人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「ハイキュー」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：nome. | 作成日時：2017年2月12日 0時
