36話 ページ38
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会議、出なきゃ
スタッフさんに、彼らに迷惑はかけられない
こんなことで止まってはいられない
動け動け私の体
回ってくれ私の思考
服は拭いてしまえば濃い色の服として認識されるだろう
今日の服は透けるような色を着てきていないからよかった
メイクもどうなっているか確認しなきゃ
重い足をなんとか動かし
個室のドアに手を置き、その場から出た
目の前にある大きな鏡に映った自分の姿はあまりにも悲惨で
「フフ…メイク落ちてないじゃない。さすがウォータープルーフね」
か細い私の声が大きいトイレに響く
髪と服はびちょびちょに濡れ
メイクは落ちていないはずなのに鏡に映る自分の顔は見るも無残なものだ
そしてまたコツコツとこちらへ向かう音がした
咄嗟に 怖い という気持ちが私を襲う
また水をかけられるのではないか
また重い言葉を投げるように言われるのではないか
この場から逃げたい
生憎このトイレの出入口は一つで
広いトイレは当たり前で個室しかない
私はその場にしゃがみ込むしかできなかった
コツコツ音が近づいてくる
怖い
来ないで
やめて
「A！？」
それは聞きなれた声で
「…あぁ、ジュヒョンオンニ…っ」
その優しい声を聞いた瞬間に大粒の涙があふれ出す
冷えた体に涙はとても熱かった
AI「びちょ濡れじゃない。どうし…とりあえず私たちの練習室に行きましょう一緒に」
立てる？と濡れた私を何も気にせずに暖かいジュヒョンオンニの手が私を軽く持ち上げる
練習室へ向かう道で
ジュヒョンオンニは私を抱く様にして周りから少しでも私に目がいかない様に歩いてくれた
「フフ、ジュヒョンオンニトイレはいいんですか？漏れちゃいませんか？」
嫌になっちゃうなぁ
いつも初めに出てくる言葉は感謝の言葉ではなく冷やかしだ
こういった状況になって改めて気づく自分の小ささ
AI「身だしなみを確認しに行っただけだからいいの。あと、無理に笑わない」
私の目からまた涙がこぼれた
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練習室につけばレドベの全員が優しく私を包み込んでくれた
温かい飲み物、暖かいタオル
仕舞には私の服を使っていいからなんて
本当に暖かい人たちだ
YE「私、EXO先輩たちを呼んできます」
「っやめて！！」
YE「え…オンニ？」
「彼らだけはやめて呼ばないで。無駄な事で練習を止めさせたくないの
嫌な思いはもう、してほしくないの」
ずっと笑っていてほしいの
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うなぎ(プロフ) - あいかさん» わあ！ありがたいお言葉ありがとうございます！あいかさんから頂いたコメントで私ももっと頑張ろうと思えました！ これからあいかさんにとっていいことがたくさん起こりますように！彼らを代表して私からお伝えさせていただきます！← ありがとうございました！ (2018年8月18日 11時) (
レス) id: 7fdd571853 (このIDを非表示/違反報告)
あいか(プロフ) - こんにちは！私も最近仕事場で毎日泣きたくてもう嫌やなって思ってたんですけど、番外編読ませてもらってシウちゃんとべくちゃんに慰めてもらった気分になれてまた頑張ろうって思えました！ありがとうございます！！ (2018年8月17日 16時) (レス) id: 1a2fd28dc3 (このIDを非表示/違反報告)
うなぎ(プロフ) - tさん» tさんの気持ちを害してしまったようで、大変申し訳ありませんでした。tさんの意見を参考にさせていただき、今後のお話へ繋げていきます。 今回は幼少期の主人公の韓国のアイドルへの気持ちの強さを文章にさせていただきました。貴重なコメント、ありがとうございました (2018年7月26日 20時) (レス) id: 013e93df86 (このIDを非表示/違反報告)
うなぎ(プロフ) - nanaさん» ありがとうございます！どんどんばしばし出していけたらと思います…！頑張ります！！ (2018年7月26日 20時) (レス) id: 013e93df86 (このIDを非表示/違反報告)
t - プロローグの日本アイドルのdis酷すぎてショックです (2018年7月26日 2時) (レス) id: 3c7ceb45c0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：うなぎ | 作成日時：2018年7月21日 10時
