31話 ページ33
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BH「俺に…俺に常に歌のうまさを求めるなよ！！」
BH「聞いてる何人もの人が求める声になんてなれるわけないだろ！？
上手いとかやめろよ……そう言われる度、喉の奥が詰まる様に感じるんだよ…」
あぁ
このままだとベクオッパが音楽を嫌いになってしまう
「…ベクオッパの歌声を聞かせて下さい。ベクオッパが歌う歌が大好きなんです
…もうだめですねーベクオッパー。それじゃあ歌に遊ばれちゃってますよー！」
BH「…は？」
「ベクオッパが歌で遊ばないとだめじゃないですかー」
今ベクオッパは曲に縛られてる。私はそう感じた
いつもはベクオッパが曲をアレンジしたりして歌で楽しく遊んでいるのに
今は全くの逆じゃないか
「私はベクオッパの歌声が大好きなんです。CDや収録の時の歌声だけではなくって、
たまに口ずさむように歌うベクオッパの歌声も大好きなんです」
いつも楽しそうに歌うから
歌もなんだか楽しそうなんだよなぁ
忘れかけちゃってる今のベクオッパ
歌は、音楽は、楽しいんですよ
そうして私はベクオッパの部屋にあるアップライトピアノに向かう
ピアノの前にある椅子に座って
右足をペダルに置き、両手を鍵盤の上に
「私特にベクオッパの歌うMy Answerが好きなんです」
どの音だ？
「あ、ベクオッパの弾くピアノは世界一好きです。力強くて、私の大好きな演奏の仕方です」
ポロン
とりあえずこの辺りかな〜と思う場所を押してみたが
残念ながらハズレ
ポロン
「あ、これも違う」
どんどんと指を右側にずらし
自分の思い描いている音を探す
ポロン
「あ！あった！この音ですよね！ベクオッパ！」
BH「…っ A…」
その時
ふわりと暖かいなにかが私を包む
しっかりと私の前で固められた腕
私の肩に埋められたベクオッパの顔
後ろから感じるベクオッパの体は小さく震えていた
でも決して泣き顔は見せない
BH「…ハァァ …ちなみに一番最初の音は、この音な」
そう言うと
私の前で固められたベクオッパの片腕が私から離れ正解の音を鳴らす
その音は待ってました！とばかりに、明るく嬉しそうな音が部屋に響く
「ち、違った…」
BH「残念でした〜」
ちょっと音を鳴らしただけなのにこんなにも音が違うんだ
ごめんよベクピアノ
ベクオッパ以外は受け付けてないんだね
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うなぎ(プロフ) - あいかさん» わあ！ありがたいお言葉ありがとうございます！あいかさんから頂いたコメントで私ももっと頑張ろうと思えました！ これからあいかさんにとっていいことがたくさん起こりますように！彼らを代表して私からお伝えさせていただきます！← ありがとうございました！ (2018年8月18日 11時) (
レス) id: 7fdd571853 (このIDを非表示/違反報告)
あいか(プロフ) - こんにちは！私も最近仕事場で毎日泣きたくてもう嫌やなって思ってたんですけど、番外編読ませてもらってシウちゃんとべくちゃんに慰めてもらった気分になれてまた頑張ろうって思えました！ありがとうございます！！ (2018年8月17日 16時) (レス) id: 1a2fd28dc3 (このIDを非表示/違反報告)
うなぎ(プロフ) - tさん» tさんの気持ちを害してしまったようで、大変申し訳ありませんでした。tさんの意見を参考にさせていただき、今後のお話へ繋げていきます。 今回は幼少期の主人公の韓国のアイドルへの気持ちの強さを文章にさせていただきました。貴重なコメント、ありがとうございました (2018年7月26日 20時) (レス) id: 013e93df86 (このIDを非表示/違反報告)
うなぎ(プロフ) - nanaさん» ありがとうございます！どんどんばしばし出していけたらと思います…！頑張ります！！ (2018年7月26日 20時) (レス) id: 013e93df86 (このIDを非表示/違反報告)
t - プロローグの日本アイドルのdis酷すぎてショックです (2018年7月26日 2時) (レス) id: 3c7ceb45c0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：うなぎ | 作成日時：2018年7月21日 10時
