29話 ページ31
・
「う、うぅ〜」
XM「はいはい。泣かない泣かない」
そう言いながらオッパは私の背中を優しくさすったり、頭を撫でて下さってる
普通だったら思考停止状態だけど
現在私は家に帰りたくない子供のように泣きじゃくっている
というのも
監督「Aちゃん固い固い。すっごく素敵な美女なんだから堂々としてればいいの」
「ありがとうございます監督。私、自信が持てた気がします」
監督「いいことだよ。大丈夫Aちゃんならどんなことでも乗り越えられるよ」
「……監督」
やだ私
こんなところで泣いたら涙もろいのがバレてしまう
監督「うんうん。そうか色々と抱えているんだね。
……彼と、仲間と一緒に頑張っていくんだよ」
「…はい…っ！」
という事があったからである
あの後もメイクのお姉さんが声をかけてくださって
メイク「これ、使ってください。かなり印象変わりますし、Aさんによく似合う色ですから」
とガーベラと書かれたアイシャドウをいただいた
今日の撮影の際も使った色だ
優しくされたら誰だって涙が止まらなくなるものだ
現にオッパに優しくされている私の涙は滝のように流れ続ける
XM「ほら車着いちゃったぞ？運転できるか？」
「うぅ……ズズズッ！ します！」
XM「プッ はい、お願いします」
オッパ、また笑ったな
涙で霞んでいた視界を何とかクリアにして宿舎へ向かった
・
「ただ今戻りました〜」
今の時間 夜の7時半
ガチャと部屋の扉を開ければ
いつもの風景
ギョンスオッパはドラマの撮影だから遅くなって、
ジュンミョンオッパもミュージカルの稽古で遅くなる
そしたら後で迎えに行かなきゃ
今日はチキンの出前を取っているようだ
おいしそうに頬張るみなさん…と
ん？一人いないぞ？
「あれ、ベクオッパはどうしましたか？」
今日はベクオッパのソロ曲の収録だったはず
だから帰りは早いはずだけど
CH「ベッキョニなら部屋に行ったよ」
CY「久々だったね…」
怖かった…と言いながらチャニョルオッパは眉を下げて困ったように話した
ジョンデオッパも心配そうに眉がいつもよりもっと下がっている
LY「でもご飯は食べなきゃ〜」
XM「じゃあ誰かが呼んでこなくちゃだな」
SE「俺は行きまてんよ」
KI「俺も嫌です」
「はぁ…なら私が行きます」
CY「さっすがA！」
みんなしてキラキラした目で私を見てくる
今夜は長くなりそうだ…
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 432人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
うなぎ(プロフ) - あいかさん» わあ！ありがたいお言葉ありがとうございます！あいかさんから頂いたコメントで私ももっと頑張ろうと思えました！ これからあいかさんにとっていいことがたくさん起こりますように！彼らを代表して私からお伝えさせていただきます！← ありがとうございました！ (2018年8月18日 11時) (
レス) id: 7fdd571853 (このIDを非表示/違反報告)
あいか(プロフ) - こんにちは！私も最近仕事場で毎日泣きたくてもう嫌やなって思ってたんですけど、番外編読ませてもらってシウちゃんとべくちゃんに慰めてもらった気分になれてまた頑張ろうって思えました！ありがとうございます！！ (2018年8月17日 16時) (レス) id: 1a2fd28dc3 (このIDを非表示/違反報告)
うなぎ(プロフ) - tさん» tさんの気持ちを害してしまったようで、大変申し訳ありませんでした。tさんの意見を参考にさせていただき、今後のお話へ繋げていきます。 今回は幼少期の主人公の韓国のアイドルへの気持ちの強さを文章にさせていただきました。貴重なコメント、ありがとうございました (2018年7月26日 20時) (レス) id: 013e93df86 (このIDを非表示/違反報告)
うなぎ(プロフ) - nanaさん» ありがとうございます！どんどんばしばし出していけたらと思います…！頑張ります！！ (2018年7月26日 20時) (レス) id: 013e93df86 (このIDを非表示/違反報告)
t - プロローグの日本アイドルのdis酷すぎてショックです (2018年7月26日 2時) (レス) id: 3c7ceb45c0 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：うなぎ | 作成日時：2018年7月21日 10時
