隣人猫【YG】 (ページ8)

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コンビニから出て数歩。

後ろからなんかつけられてる気がする。

怖いなと恐怖に感じながら早歩きでアパートに向かえば、その人も同じようにこのアパートに来た。

嘘でしょと思いながら、とりあえず自分の玄関まで向かって何か起きそうになったらちょっと失礼だけどチョンさんのとこインターホン押そうと考えた。

自分の玄関前まで立ち、恐怖心に襲われながらその人の行動を待ち構えていた。

だけどその人は私に何かする訳もなく素通りし、私の右隣の玄関に向かえば鍵を探す音が聞こえた。

へ？って思いながらその右隣をみると。

『え！！あ、』ﾍﾟﾁｯ

私は咄嗟に口を抑えた。

だって、、

紛れもなく隣にいるのは、毎日嫌でも会う担任だったのだから。

YG｢、、こんばんは。｣

『えっ、と、、こんばんは。。』

え、何故こんばんは？？

え、待って担任でしょ？

いやまだ数日しか経ってないから覚えてないかもだけど、、だけど、、

制服着てるから絶対うちの生徒だって気づくd｢あぁ、うちの生徒、、、｣

あ、よかった気づいた。

てかまずくない？

なんでよりによって1番関わりたくない担任が隣人なのよ。。

うわぁ、なにこれ、、なにこれ、、

本格的にやばいじゃんやばいじゃん。

うわぁぁぁっっっ

YG｢、、キムA。｣

『ほぇ？？』

YG｢、、また明日。｣

それだけ言って彼は中に入っていった。

1人残され流石に私も中入ろうと入ったがいつの間にか小さいソファに座りボーッとしていた。

また不意に名前呼ばれて胸がドキッとした。

てことは私の事覚えてるということで宜しい？

いや宜しくない。

いや担任だから覚えてて当たり前だ。

いやでも、、と頭の中がグルグルグルグルと回転していた。

先生の手にはコンビニ袋がぶら下がってたからきっと私が着替えている間に買い物済まして、出てくる時私の次に出たのであろうと思った。

え、てことはあの担任がこの前の白い男性だってこと？？

水滴のせいか袋にぺたりと貼り付いていたブラックコーヒーの記事があったから同一人物だと思った。

てか自分担任に対してドキッとしすぎじゃない？

うん、これは男性に慣れてないからよ。

ほら思い出しなさい。

中学の時散々な目にあったじゃないか。

そう思ってもまたあの白い手や少し猫背な背中を思い出せばまた胸がドクンっと高鳴った。