隣人猫【YG】 (ページ3)

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1度家に帰りまた粗品を持ち、右側の隣人さんに挨拶する為にまた玄関をでた。

ﾋﾟﾝﾎﾟｰﾝ

｢、、、｣

数秒経っても出てこなく、仕方なく次の日にまた伺うことにした。

それでも次の日、また次の日になっても出てこなくて、きっと働いているんだなぁと思って仕方なく粗品が入っているビニール袋に挨拶用の付箋を貼って玄関のドアに吊らせといた。

いよいよ明日から学校生活が始まり、ここから学校は徒歩で行ける距離。

心配症のお母さんが危ないからと、できる限り移動距離を短くしたいが為にここのアパートを借りたらしい。

夜の10時。

学校が始まる前日だからか、いつもより念入りに髪を洗ったり普段しない化粧水をつけたり。

友達できるかな、虐めとかあったりしないよね、

と思いながらベッドに入りどうしてもネガティブ思考になってしまう頭をどうにかしようとﾌﾞﾝﾌﾞﾝと頭を軽く振った。

壁に掛かっている制服をみて楽しみな気持ちをそのままに目を瞑り眠りに入った。

いつもは目覚ましで起きるのが相当楽しみなのか目覚ましがなる前に目が覚めた。

洗面所で顔を洗って歯を磨き、制服に着替え髪をセットしていく。

時間もまだ余裕があったからフレンチトーストを作り3つ入りのヨーグルトを1つ冷蔵庫からだし、部屋の真ん中にある小さなテーブルに置き朝食をとった。

食べ終わって食器を洗い終わったら丁度出てもいい時間になり、ワクワクしながら玄関をでた。

鍵を閉めていざ行こうとすると隣のドアも開き、中からチョンさんとジョングクくんがでてきた。

『こんにちは。』

ﾁｮﾝ｢こんにちは〜。あら、Aさん高校生だったのね〜！｣

『はい。笑、今日から新入生です。』

ﾁｮﾝ｢まあ！これからが楽しみだね〜｣ﾆｺｯ

『はい笑、、ジョングクくんは幼稚園ですか？』

ﾁｮﾝ｢そうなの。春休み終わって今日からまた幼稚園なの。｣

『わぁ、そうなんですか。』

ﾁｮﾝ｢その制服だと〇〇高よね？？よかったら途中まで一緒に行きましょ？｣

『そうです、〇〇高です。わ、いいんですか。ジョングクくん、一緒に行ってもいいかな？？』

ジョングク君に了承を得るために尋ねればｺｸｺｸｯとチョンさんの手を繋ぎながら頷いた。

朝から癒しだな〜と思いながら3人並んでそれぞれの目的地まで向かった