同級生の本丸に鶴丸国永として顕現した【刀剣乱舞】【鶴丸国永成り代わり】

鶴が四十四羽 ページ4

彩音side

彩「亀崎君のスマホ…」

虎「とうらぶ開いたら此方に来たんだ」

彩「審神者の申請はしたんですか？」

虎「何それ知らない」

だろうとは思った
虎童君はそういう所、疎い
私は政府から直々に言われたけど

虎「鶴丸国永に言われてないんだけど」

彩「近侍、鶴さんなのね」

虎「うん、驚いた」

彩「おめでとう」

虎「鶴さん酷い」

彩「ああ？」

虎「御免なさい」

私自身、『鶴さん』というあだ名は
気に入っていない
寧ろ、嫌すぎる

これも全部、獅童先輩の所為だ……

すると、襖の外で
誰かが走る音が聞こえた
それは私の本丸でも聞くような音

？【鶴丸ぅぅぅぅぅ！】

鶴丸【落ち着け長谷部！】

長谷部【貴様圧し切るぞ!?】

彩・虎「…」

彩「お互い苦労するね」

虎「そっちも？」

彩「特に長谷部と今剣…」

虎「俺も今剣には用心しておこう」←

どうやら此方の今剣は
今のところは何もしていないらしい
本丸によって違うのは本当らしい

彩「止めなくていいの？」

虎「あっ、へし切長谷部！鶴丸国永！客がいるんだから静かにしろ！」

長谷部【すみません主！】

鶴丸【悪かった！】

見る限り此処の刀剣男士達は
既に虎童君を認めているらしい
信頼築くの早すぎる……

彩「これからは頻繁に来るかもしれない」

虎「な、何で？」

彩「夏休みの宿題、終わったの？」

私はニコリと虎童君を見る
すると彼は、青ざめた顔をしている
これ、絶対に終わってないね

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