謎の小説家、落し物 ページ10
木霊side
誠人「こ、琴音さん……」
琴音「あっ……はは」
あたし等に見付かって焦る琴音
見付かるつもりは無かったんだろうな
まぁ最初から居た事は分かってたけど
誠人「あの……その……」
さっきの最低な先輩の所為で
若干人を怖がっている誠人
あの先輩、殴っとくか←
琴音「特に何も無いわ、ただ落し物を届けに来ただけよ」
そう言って琴音がポケットから出したのは
紫色の本のストラップ
誠人「それ何処で……」
琴音「古書部の前に落ちていたのよ、顧問が届けて来いって言うから持ってきたの」
嘘をつくのが上手いようだ
本当は琴音が一番焦っていたのに
すると、琴音は此方をギロりと睨み
『あの事言ったら承知しないわよ』
と言うような事を口パクで伝えて来た
『あの事』とは焦ってた事だろう
琴音って奴は反応が面白いねww
由美りんとかもこんな感じの反応だ
見ていて飽きないとは正にこの事
誠人「有難う御座います……」
琴音「礼なんて要らないわ、顧問に言われたからって言ったでしょう？」
誠人「それでも届けてくれたのは琴音さんです」
誠人は今迄見せた事が無い笑顔を作った
恐らくそのストラップは何か大切な思い出があるのだろう
見付かった安心感と
琴音の優しさが誠人を笑顔にしたんだと思う
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ウルフ・ローガ - この小説とても面白いですねU^ェ^U更新は自分のペースで頑張ってください！体調管理もしてくださいね？ (2020年4月12日 3時) (
レス) id: 0f23ffd4a7 (このIDを非表示/違反報告)
盆栽 - 面白いです！いつでも更新待っているので頑張って下さい！ (2017年11月5日 10時) (レス) id: 04b634420b (このIDを非表示/違反報告)
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