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人生万事塞翁が虎1 ページ5
敦side
――1杯の茶漬け
梅干しに刻み海苔それに夕餉の残りの鶏肉――
それを熱い白湯に浮かべ塩昆布と一緒にかきこむ
旨かったなあ…孤児院の台所で人目を忍んで食った夜の茶漬け
ていうか――
腹へって死ぬ――
僕の名前は敦――故あって餓死寸前です
孤児院を追い出されて食べるもの寝るところもなくかといって盗むをはたらく度胸もなくこんな処まで来てしまった
生きたければ盗むか奪うしかない――
けど――
大人『お前など孤児院にも要らぬ!』
大人『どこぞで野垂れ死んでしまえ!』
五月蝿い――
僕は死なないぞ――
生きる為だ
次に通りかかった者そいつを襲い
財布を奪う
……気配!
ピクッピクッ
トプン
これはノーカンで……!
ピーピー!
敦「ノーカンで……」
バサバサ
敦「ノーカン……ええい!」
敦「げほけほけほ」
……生きてるよな?
敦「うおっ!」
流されてた男は起き上がって、辺りをキョロキョロし始めた
敦「あ あんた川に流されてて……大丈夫?」
?「――助かったか………………ちぇっ」
「ちぇっ」つったかこの人!?
?「君かい私の入水を邪魔したのは」
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