人生万事塞翁が虎6 ページ12
敦「と言うことで、僕は失礼します」
ガタッ!
敦くんが逃げようとしたら、国木田さんが敦くんを捕まえた
まるで、警察みたいだな…
痛そうー
国木田「小僧、知っていることを話せ」
敦「…アイツは僕を狙ってるんだ!」
狙ってる…
つまり敦くんは自分が食べられるって思ってるのか
太宰「国木田くん、それ以上はダメだよ、君がやると拷問になりかねない」
そんなに怖いのか国木田さん
敦「僕の居た孤児院は、アイツにめちゃくちゃにされたんだ!」
…めちゃくちゃにされたってどんなことしたの
敦「だから、経営が成り立たなくなって、僕は孤児院を追い出された…」
敦「そしたらアイツ、孤児院の畑を荒らしておけば良いものを、僕を追い掛けてくる!」
追い掛けてくるって、そりゃ自分だからね〜
誠「敦くん、君が最後に虎に会ったのはいつなのかな?」
敦「二週間前です」
国木田「確かに二週間前から虎の被害はこちらに集中している」
太宰「よし、決めた」
太宰「国木田くん、これを社長に」
誠「何を決めたんですか、唐変木」
太宰「あれ?誠?」
誠「何でもないですよ」
太宰「誠のツンデレェェェェェェ!写真撮っておけば良かった!」
誠「あれはツンデレって言わないでしょ」
太宰「コホン、敦くん手伝ってくれないかな?虎探しを」
敦「えっ!?それって僕はエサにされるってことですよね!?」
エサでは無いけどね
敦「ぼ、僕は嫌ですよ!」
太宰「そうかい?手伝い料も出るんだけど」
敦「…!」
あっ、お金に反応した
敦「ちなみにいかほどで…?」
何処から出したのか分からない電卓で計算していた兄さんは、敦くんに電卓の数字を見せた
太宰「これぐらい」
敦「!」
太宰「誠は、国木田くんと一緒に探偵社に行ってくれ」
誠「はぁ、分かったよ、その代わり、隠して撮ったさっきの写真消しといてよ、兄貴」
太宰「分かったよ」
そう言った僕は、国木田さんと一緒に探偵社に行った
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