小人の彼女 2

運命の二人　HS ページ4

WZ｢…ってなわけで、｣

HS｢いやもう付き合えよ｣

WZ｢いやなんでだよ｣



作業室に押し掛け無理矢理昨日のことを

ききだしたは良いものの、普通に反応に

困ってしまった。


いや、Aどうしたんだよまじで…


やけに素直じゃないか。俺相手でもそれぐらい

素直になってほしいものだ。


HS｢やっぱり、ジョンハニヒョンの一件で

気持ちが変わったんだろうな｣

WZ｢ああ、それは俺も思ってた。親との色々も

ちょっとは軽くなったんだと思う。だいぶ

丸くなったし｣


丸くなったのはジフンにだけだと思うけどな…


まあ、仲が良いのは良いことだ。


HS｢それにしても、お前らっていつからそんな

仲良かったわけ？この前も絶対に二人には

なんかあるって話してたんだよ｣


ジフンは瞬きをした後頭をがしがし掻いた。


WZ｢ああ〜…これ、話して良いのかな｣


そう言われるとますます気になってしまう。


HS｢教えろよ！！｣


ジフンの肩を掴みぶんぶんと揺らす。

寝不足にはたまらないやつだ。


WZ｢ちょ、ギブ、教えるから！離せ！！｣

HS｢やったね｣

WZ｢はあ…他の奴には言うなよ？

前、カムバ前に俺がぶっ倒れた時

あったじゃん？｣

HS｢ああ…そんなこともあったな｣


動揺して、ミンハオに怒られた時か。


WZ｢強がってたけど、体調やばくて、家の前で

力尽きてた所にAが偶然来て、助けて

くれたんだ｣

HS｢ほう…｣


なんか、すげえな。ドラマみたいだ。


WZ｢そこで俺はあいつの存在を知って、

気になったから書き置き残して…それが始まりで

ノートで交換日記みたいなのしてたんだよ｣

HS｢…漫画かよ｣


すげえ。それ、もう、


HS｢運命じゃん…｣

WZ｢はっ、なんだそれ｣


ジフンは満更でもなさそうな顔をしていた。

良い顔だ。恋をしている顔だ。SEVENTEENや

Caratのことを考えて複雑に捉えてしまって

いたけれど、やっぱり。


HS｢俺は、お前に幸せになって欲しいよ｣

WZ｢…いきなりなんだよ｣




それだけで、十分だな。

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