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繋がった糸 WZ ページ2

WZ「あ!」


部屋に入った途端、

思わず声をあげてしまった。


JN「ジフナ?どうしたの?」


先に部屋に入ったジュンが俺の声に振り返る。


WZ「い、や、なんでもない。」

JN「そう?」


ジュンはそれ以上言及せず

ベッドに飛び込んだ。


一緒にいたのがジュンで良かった。

これがジョンハニヒョンとかウォヌだったら…

なんて考えるだけで恐ろしい。

机に近づきバックから特に必要のない楽譜を

取り出して、置くと同時にそれを剥がした。


大丈夫だよな。自然だったよな。

素早くポケットにつっこみ、

俺もベッドに横になった。


壁の方を向き、静かにそれを取り出す。

凄く綺麗、というわけではないが丁寧に

書かれた字を何度も何度も読み返した。

同時に少しづつ湧いてくる実感。


やっとお礼を言えた…やっぱ実在したんだ。


俺らを支えてくれ、俺を助けてくれた、

会うことの出来ない、俺らの家政婦。


…それにしても。

ポストイットで連絡をとるなんて、

ドラマみたいだな。


柄じゃないと分かっているが、

思い通り上手くいったことが嬉しくて

少しだけにやけてしまった。


それをどこにしまおうか迷っていると、

ふと裏にも何か書かれていることに

気がついた。


「泣きたくない」を勧めたの、

気づいてくれたのか。

更に頬がゆるむのがわかった。



"「泣きたくない」きいたことあります。








自分でも思いました、奇遇ですね。"




もう会うことはないと思っていた君と、

一本の細い糸で繋がれた。


無理に手繰り寄せる気はなかった。

糸を伸ばした理由は、感謝を伝えたいのと、

ただ単純な好奇心。


でも、でも。

俺らの家政婦ではなく、彼女自身に、

興味が湧いてしまった。

たった一文で。たった一文だからこそ。




少しだけ、この糸を引っ張ってみることは

許されるだろうか。

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まーまや - みんなのことフルネームで呼んでるの面白いです笑最高です! (2020年9月22日 3時) (レス) id: 54f59f67c1 (このIDを非表示/違反報告)
ゆずテム(プロフ) - にゃるりさんコメントありがとうございます!!うじくんかっこいいですねー言ってほしいセリフがぽんぽん出てきちゃいます笑ありがとうございます!頑張ります!! (2018年5月21日 15時) (レス) id: 9c2c49a1ac (このIDを非表示/違反報告)
にゃるり - こんばんは!!いつも楽しく読んでます!ウジくんかっこいいですよね~可愛い外見とは裏腹にかっこいい1面があってたまらないです笑これからも投稿頑張ってください! (2018年5月20日 0時) (レス) id: 9c0086e18d (このIDを非表示/違反報告)
ゆずテム(プロフ) - こはくさん» こはくさんコメントありがとうございます!これからも楽しんでいただけるよう頑張ります! (2018年5月12日 16時) (レス) id: 9c2c49a1ac (このIDを非表示/違反報告)
こはく - いつも楽しく読ませてもらってます! (2018年5月10日 18時) (レス) id: a27bcb3133 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ゆずテム | 作成日時:2018年3月1日 8時

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