ハオペンの女の子 ページ19
「あの！」
最初は私に向けたものじゃないと
思って無視してたけど、
「あの！お姉さん！」
可愛い年下っぽい女の子が私の顔を
覗き込んできたのでそうもいかなくなった。
『あ、はい。』
「あの、お姉さんさっきスタッフの人と
喋っていましたよね？もしかして
せぶちと知り合いだったりしますか？」
『あー…』
め、めんどくさ。
女の子の声は大きめだったので、
周りの人の視線を集めていた。
『えっと、私具合が悪くて、
そこの入口すぐにある部屋で休ませて
もらっていたんです。スタッフさんには
お礼を言ってました。』
スタッフと知り合いっていうのも
知られるとめんどくさそうだったから
適当に誤魔化したが、
なかなか良い嘘だと思う。
女の子も納得したようだ。
「そうだったんですか。大変でしたね。
それで、お姉さんはウジウォヌペン
なんですか？」
ちょっと待ってなんでこの子隣に座った？
『え、あ、はい。ウジとウォヌが好きです。』
「私はハオペンです！」
きらきらした瞳で言ってくれたけど、
ごめんねお姉さん分かんないや。
女の子がうちわを向けてくれた。
恐らくニューフェイスのメンバーだよね、
覚えておくよ。
『ところであなたは何歳？』
「99lineです！チャニと同い年！」
おっとまた新しいお名前。
『へぇ、チャニと同い年なんですか。
でもあなた1人で来たんですか？』
「はい！」
元気なお返事は良いことだけど
危なくない？
でも見渡してみると学生っぽい子も多い。
お姉さんの感覚が古いのかな…
「お姉さんは？」
『私？私は2人と同い年です。』
「推しと同い年なんて羨ましい！良いなぁ！」
まぁ推しじゃないけどね。
っていうか敬語外れてるし。
「あ、時間やばい。私2階席なんで
行きますね。お話楽しかったです！」
『はい。ライブ楽しみましょうね。』
女の子はダッシュで近くの階段を
あがっていった。若いな。
私も入場列並ぼうかな。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 2538人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を含むプレイリスト 
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ゆずテム(プロフ) - monoさん» monoさんお久しぶりです、またコメント頂けて嬉しいです。本当に嬉しいお言葉ありがとうございます！ご期待におこたえできるよう頑張りますのでこれからもよろしくお願いします！ (2018年3月1日 9時) (
レス) id: 9c2c49a1ac (このIDを非表示/違反報告)
ゆずテム(プロフ) - リオナさん» そうやって言っていただけてこちらこそ本当に本当に嬉しいです！お待たせしてすみませんでした。ありがとうございます頑張ります！ (2018年3月1日 9時) (レス) id: 9c2c49a1ac (このIDを非表示/違反報告)
mono(プロフ) - おかえりなさい…！！(；ω；)「小人の家政婦」が更新されましたと書いてあるのを見て本当に嬉しかったです。そして更新再開ありがとうございます！難しいことは言えませんが、1番に私はゆずテムさんが書くこの作品が大好きです！！これからも更新楽しみに待ってます！ (2018年3月1日 8時) (レス) id: 8b60b44980 (このIDを非表示/違反報告)
リオナ(プロフ) - ずっと待ってました！更新再開してくれてありがとうございます！とても嬉しいです！ほんとに好きな話なのでこれから楽しみです。応援してます。 (2018年3月1日 0時) (レス) id: cf12ec0e18 (このIDを非表示/違反報告)
ゆずテム(プロフ) - さんそさん» お礼を言いたいのはこちらの方です…ありがとうございます！！！精一杯頑張りますのでよろしくおねがいします！！！ (2018年2月28日 22時) (レス) id: 9c2c49a1ac (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：ゆずテム
| 作成日時：2017年7月24日 17時
