3.名の無い会議 ページ4
体育館に着くと、何やら練習をサボって部員が話し込んでいた。
「やほやほ〜☆何話してんの〜?」
「お前らサボるなy…「運命の話です!!」…は?」
矢巾が食い気味に話し始める。
「聞いてくださいよ!俺ら奇跡的に共通の1人の女子と知り合いなんですよ!!」
「気になる気になる!!なにそれ!!」
「これで及川さんも岩泉さんも知ってたら男バレのマネにしちゃいましょうよ!」
「名の無かったこの部内会議、『マネちゃん勧誘は及川と岩泉にかかってますよ会議』にしよう。」
「つまんな、もっといいのなかったのかよ花巻。」
「マネちゃんにしたら及川さんに惚れてみんなモテなくなっちゃうよ!いいの!?」
やんややんやと練習もせずに話し込む。
正直話についていけない。
「お前ら練習終わってからにしろよ。」
「岩ちゃんも参加してくれるなら〜」
真面目に注意する俺に、ニヤニヤとするクソ川。
さっきの話を思い出し、コイツにイラつきながらも冷静に答える。
「話するのは別に否定しねぇけど。
ただ、部活はしっかりやれ。」
とだけ言って、更衣室へと向かう。
残された部員はだだをこねた。
「岩ちゃぁぁぁぁん、そしたら俺サーブ100本練やるからぁぁぁぁ」
「言ったなクソ川。」
「は、はい。」
こうして、及川を犠牲にして
放課後には岩泉も『マネちゃん勧誘は及川と岩泉にかかってますよ会議』(花巻命名)に参加することが決定した。
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yuiki(プロフ) - 紫蘇さん» ありがとうございます!男の子視点だったので感情移入しやすい作品を作りたかったので! (2020年1月12日 21時) (レス) id: ecc4c0e98e (このIDを非表示/違反報告)
紫蘇 - 泣きました、めっちゃ良かったです(T−T) (2020年1月12日 21時) (レス) id: 7a199b70b9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:yuiki | 作成日時:2019年7月16日 10時