1.噂に聞いた女子 ページ2
これは2年の春…クラスが替わって何週間か経った頃から始まった話だ。
席替えでたまたま隣になった女子、河合 A。
1年のときから、目立たねぇのに人気の高い奴として有名だった。
ふと、そんな噂を思い出した。
『よろしくね、岩泉くん。』
こいつは俺の事を知ってるらしかった。
自身の親友から俺の話をよく聞いていたようだ。
…親友とは誰のことだ?
北一出身にも、こいつの出身中学にも俺が仲良くしていた女子はいないはずだ。心当たりがない。
…それからというもの、仲良くなるのはあっという間だった。
何故かって、お互いバレーは好きだし話は合うしで仲良くならない理由が無かったのだ。
夏に差しかかる頃、2人で下校することが増えた。
部活があるから休みの日だけだが。
試合が近くなると休みもなくなってしまうから、回数は数えられるほどだったけれど。
ある奴には「お前ら付き合ってんの?」やら言われたものだが、俺らはそういうのではない。
そういう関係は望んではいけないのだ。
なんせアイツは高嶺の花。
俺が手出ししていい存在じゃねぇ。
そんなことを考えながら、早くも1年が経っていた。
感情が薄れていた3年の春
俺は再び河合に恋をしていた。
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yuiki(プロフ) - 紫蘇さん» ありがとうございます!男の子視点だったので感情移入しやすい作品を作りたかったので! (2020年1月12日 21時) (レス) id: ecc4c0e98e (このIDを非表示/違反報告)
紫蘇 - 泣きました、めっちゃ良かったです(T−T) (2020年1月12日 21時) (レス) id: 7a199b70b9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:yuiki | 作成日時:2019年7月16日 10時