58話 ページ8
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「これを聞いて、お前はどう思った。
正直に話せ。」
勝己の表情だけで、どう考えているかなんてわかっているが
どうしても不安だった。
表情だけではなく、言動からでも安心感を得たかった。
勝己は何度か口を開いて、閉じて…を繰り返す。
そして、一言発したのだ。
爆「……別に、どうでもいいわ。
つーか、なんだよ。Aさん最近変だぞ？
…ま、大方俺と鋭児郎が向こうに寝返るんじゃねェか、って思ってんだろ。」
つい勝己に図星を刺され、肩がビクッと跳ねた。
それを見ていた勝己は勿論、他の連合メンバーもその様子に驚いていた。
…俺があからさまに動揺することはないんだ。
だから尚更なのだろう。
勝己は俺の傍に歩んだ。
傍まで来た時、俺の両脇下にそれぞれ腕を通して背中にまわした。
そのままぎゅうう…と抱きしめられる。
「、勝己？」
爆「…Aさんが何を不安に思ってるかは知らねェ。俺はエスパーじゃねぇから。
でも、1つ言うなら…俺と鋭児郎が寝返ることはあり得ない。
それだけだ。」
「なん、」
俺が「なんで、」と口ずさもうとしたとき
勝己が俺の背中に軽く爆破を起こす。
Bom!!と鳴った音にまた驚いた俺は、「ﾋｪｯ」と情けない声が出てしまった。
爆「俺にとってのヒーローは、Aさんだ。
それは鋭児郎も同じだろうよ。
だから、Aさんにとっての敵は
例え世間から見てヒーローだとしても、俺たちにとってはヴィランでしかねェんだよ覚えとけ！！」
その言葉に、思わず視界が歪む。
おかしいな。こんなことで泣きそうになるだなんて。
今まで散々、自分に心はないだとか。
人を殺してもなんとも思わないだとか。
そんなことを考えながら過ごしていた。
でも、それでもやっぱり大事だと思った人が光へ行くのは辛いと思った。
元々ヴィラン連合に居る奴がヒーロー側に寝返ることはないさ。
でも、勝己と鋭児郎は違うだろう？
【爆豪勝己】と【切島鋭児郎】は、初めからヒーローを目指すように作られたキャラクターなんだ。
どんなに原作を壊せたって、根本の心は変わらないかもしれないだろう？
本来の気持ちを思い出して、ヴィランから消えてしまう可能性を考えたら…
まともに過ごせなかった。
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そこらへんの草 - うぁ好き (3月19日 21時) (
レス) @page35 id: a4eb208b67 (このIDを非表示/違反報告)
鼓草(プロフ) - ゆずなさん» コメントありがとうございます！！いや本当に…ない想像力と文才で必死に頑張っております笑 応援ありがとうございます、頑張ります！！！！！ (3月10日 18時) (レス) id: 5a1b512830 (このIDを非表示/違反報告)
ゆずな - ヤバい…最高すぎる、、！続き楽しみにしてます^^ (3月9日 21時) (レス) @page27 id: f39121074c (このIDを非表示/違反報告)
鼓草(プロフ) - おこたむしそるふさん» コメントありがとうございます！！いや本当に、自分の読みたかったお話をまんま文章に載せているだけで…そんな…有り得ないお話でも、占ツクでは叶えられるのが素晴らしいです…！！応援ありがとうございます！！頑張ります！！！！！ (3月5日 23時) (レス) id: 5a1b512830 (このIDを非表示/違反報告)
おこたむしそるふ(プロフ) - こんな話が見たかったんです…マジで好きです。おもしろ度投票毎回更新される度に無効なのに押してます笑頑張ってください！ (3月5日 23時) (レス) @page25 id: 20244b433c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：鼓草 | 作成日時：2024年2月18日 2時
