57話 ページ7
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勝己を予定通り攫った。
とは言え、その道中いろんなことがあったのだけれど。
まず、広場に居たプロヒーロー。
名前、なんだったっけ。
覚えてないなぁ…そいつは、ほぼ殺したといっても過言ではない。
二度とヒーロー活動が出来なくなるまで痛めつけた。
ヒーローの卵たちの前で、何度も何度も。
可哀想だよなァ…
自分たちが弱くて仕方ないから、目の前で人を助けることも出来ずに。
だから、思わず言っちまったんだよ。
「人を救えないなんて、ヒーロー失格だな。
人殺し。」
可笑しいくらい口角が上がっていた気がする。
傍にいたスピナーやマグネですら気味悪がってたから…
ガキはどう思ったんだろうな。
でも仕方ないよな。
勝手な規則で個性を使用することを禁じられて
プロヒーローが手を出すなって言うから戦うことを止められて
その挙句、死にかけたんだから。
ヒーロー科に居る意味、ちょっと考えちゃうよな。
「さて、勝己」
黒霧のゲートでバーへと戻った俺たち。
俺の視線の先には拘束された勝己が…＿＿＿まぁいる訳もなく。
燈矢に抱きしめられて身動きの取れていない勝己ならそこにいた。
燈「ごめんな勝己…痛かったか？」
爆「だァら痛くなかったっつの！！気にしすぎなんだよ…」
と、いいつつも心配されてるのが嬉しそうな勝己。
そんな微笑ましい2人だが、俺は勝己に言わなければいけないのだ。
「なぁ、勝己」
爆「？…なんだ？」
きょとん、としたような顔で俺を見つめ返す勝己。
その瞳の色が驚きに変わるのか、歓喜に変わるのか、悲哀に変わるのか。
少し楽しみだ。
「この林間学校で、まず1人のプロヒーローを再起不能にまでした。」
爆「…へェ」
変わらずきょとん、とした表情の勝己。
そして更に情報を加える。
「毒ガスでA組の奴が倒れてる。多分今頃病院行ってまァ治ってる頃だろうが…
B組の奴は2人程、危険な状態だ。
俺がそうさせた。」
爆「……」
何が言いたいんだ、といったような目で見つめてくる。
そうだ、勝己。
お前はそのまま変わらなくていい。
そのままヴィランでどんどん染まっていけばいい。
お願いだから、少しでもヒーロー側に寝返ろうとか考えないでくれ。
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そこらへんの草 - うぁ好き (3月19日 21時) (
レス) @page35 id: a4eb208b67 (このIDを非表示/違反報告)
鼓草(プロフ) - ゆずなさん» コメントありがとうございます！！いや本当に…ない想像力と文才で必死に頑張っております笑 応援ありがとうございます、頑張ります！！！！！ (3月10日 18時) (レス) id: 5a1b512830 (このIDを非表示/違反報告)
ゆずな - ヤバい…最高すぎる、、！続き楽しみにしてます^^ (3月9日 21時) (レス) @page27 id: f39121074c (このIDを非表示/違反報告)
鼓草(プロフ) - おこたむしそるふさん» コメントありがとうございます！！いや本当に、自分の読みたかったお話をまんま文章に載せているだけで…そんな…有り得ないお話でも、占ツクでは叶えられるのが素晴らしいです…！！応援ありがとうございます！！頑張ります！！！！！ (3月5日 23時) (レス) id: 5a1b512830 (このIDを非表示/違反報告)
おこたむしそるふ(プロフ) - こんな話が見たかったんです…マジで好きです。おもしろ度投票毎回更新される度に無効なのに押してます笑頑張ってください！ (3月5日 23時) (レス) @page25 id: 20244b433c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：鼓草 | 作成日時：2024年2月18日 2時
