95話 ページ45
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燈「俺は…時々、Aの考えてることが分からなくなる。
あの時はあぁ言ってたが…今はまた考えが違うのかもしれない。
不安、なのかもしれねェな」
そう言った燈矢は、両手を合わせたり、繋いだり。
どこか落ち着きのない様子を見せた。
確かに俺の考えてることはわからないかもしれない。
それでも、これだけは変わらないことがある。
「俺は、お前らのことだけは護るよ。
お前らが幸せであるなら、俺も幸せなんだから。」
お前らは、俺の家族だ。
誰よりも信じてる、愛してる。俺だけの、俺だけの家族。
俺と燈矢の間にあった距離を埋めるように歩き、燈矢のことをしっかり抱きしめる。
……絶対に、瀕死状態になんてさせるものか。
轟焦凍と戦って、身体がボロボロになるまで戦って、燃え尽きそうで
それでも尚、父を殺そうと頑張るお前を俺は見たくない。
お前がヒーローであるなら、死んでもよかったんだけどな。
生憎、お前は俺の仲間だから。
絶対に離してやんない。離すものか。
全部全部、俺が殺してやる。
なァ燈矢。
お前の火傷が酷くなっても、身体が燃えてしまっても、
俺が、俺の個性で助けてやるから。
どれだけ身体がボロボロでも、俺の個性とドクターで助けてやるから。
だから、エンデヴァー如きに死なないでくれ。
ショート如きで死なないでくれ。
お前は誰よりも生きる価値のある俺の家族だろ？
お前が死にそうになったら、エンデヴァーもショートも、
お前の母も冬美ちゃんも夏雄くんも全員殺してやるから。
必ず助けると誓おう。
「お前は、俺から離れないでくれよ」
「俺にはお前しか居ないんだ…気楽に話せるのは燈矢だけなんだ」
「あの頃からずっと、燈矢のことを一番に思ってるのは俺だ」
「だからな、燈矢」
俺は、お前に言葉の呪をかけるよ。
お前が死んでも俺の元に帰ってこれるように。
お前は絶対に生きて帰ってこれる。
毎日願っときゃ叶うだろ？
だって世の中には【言霊】が存在するんだから。
「ずっと、俺だけを見てろ。」
背中に回していた右手を、燈矢の首の後ろに勢いよく当てる。
ガクン、と身体の力が抜けた燈矢は意識を失い俺の方へ寄りかかる。
何があっても、俺の家族は個性で助ける。
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例えそれが、俺の命を削っていても。
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そこらへんの草 - うぁ好き (3月19日 21時) (
レス) @page35 id: a4eb208b67 (このIDを非表示/違反報告)
鼓草(プロフ) - ゆずなさん» コメントありがとうございます！！いや本当に…ない想像力と文才で必死に頑張っております笑 応援ありがとうございます、頑張ります！！！！！ (3月10日 18時) (レス) id: 5a1b512830 (このIDを非表示/違反報告)
ゆずな - ヤバい…最高すぎる、、！続き楽しみにしてます^^ (3月9日 21時) (レス) @page27 id: f39121074c (このIDを非表示/違反報告)
鼓草(プロフ) - おこたむしそるふさん» コメントありがとうございます！！いや本当に、自分の読みたかったお話をまんま文章に載せているだけで…そんな…有り得ないお話でも、占ツクでは叶えられるのが素晴らしいです…！！応援ありがとうございます！！頑張ります！！！！！ (3月5日 23時) (レス) id: 5a1b512830 (このIDを非表示/違反報告)
おこたむしそるふ(プロフ) - こんな話が見たかったんです…マジで好きです。おもしろ度投票毎回更新される度に無効なのに押してます笑頑張ってください！ (3月5日 23時) (レス) @page25 id: 20244b433c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：鼓草 | 作成日時：2024年2月18日 2時
