92話 ページ42
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俺の言葉に、ホークスはようやく動揺を表に出した。
ツー…と流れる冷や汗が、天井の照明によってキラリと光る。
彼が言葉を発するまでに時間がかかるようになってきていた。
言葉を選んでいるのだろう。
そりゃあそうだ。ここは、敵の拠点、城、要塞。
1人で暴れた所で、どんなに速いと言われるホークスでも、No.2でも無駄なことだ。
ホ「…彼らを、どうする気だ？」
「は、どうもしないぜ？アイツらは俺の家族だ。
アイツらが生まれた時からずっと、ずっとな…」
恐ろしいくらい口の端を吊り上げて笑う俺に得体の知れないナニカを感じたのか、ホークスは一歩後ろへ下がった。
視線は俺と絡むことは無く、少し後ろを見ているようだった。
ホ「俺の目的も、わかっているんですか？」
「あァ、勿論！俺たちの隙を見て奇襲作戦を行う気なんだよな？
ッハハハ！！！そんなことはさせねェよ。なんでかって？」
そこまで言うと、ホークスは「しまった！」と言うような表情をする。
もう遅いよ、速すぎる男。
君にしては察するのも感じ取るのも遅かったな。
俺は、燈矢とアイコンタクトを行う。
燈矢は俺と目が合った瞬間、ホークスに向かって…正確には、ホークスの翼に向けて炎を放った。
ゴオオッ！！と燃え盛る蒼い炎。
間一髪で避けたホークスだったが、羽の一部が焼けてしまったらしい。
左の羽先が焦げていた。
消えることなく部屋に立ち込める蒼炎。
部屋の気温がどんどん上昇する。
ホ「ッ…俺は、ヒーローが暇を持て余す世界を作りたい…そのためにも、キミたちヴィランは捕まえなければならない！」
「俺はヒーローの居ない世界を作りたい。
偽善ばかりのクソ共が存在していい理由なんて無いだろ？だから壊すんだ、殺すんだよ！！
あァそうだ、もうこっから一生出ることができないお前に教えてやるよ。
凄く、すごォくドキドキワクワクする内容だぜ？」
燈矢が再びホークスに向けて炎を放つ。
俺と燈矢は、部屋の扉の前に立った。ホークスは未だ部屋の中心にいる。
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「改人・脳無…アイツの最上級に強い奴が出来るんだ。
その名も、かの有名な【元・平和の象徴】！姿もパワーも全盛期そのままの、ただただ脳の無いヒーロー撲殺マシン！！！」
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そこらへんの草 - うぁ好き (3月19日 21時) (
レス) @page35 id: a4eb208b67 (このIDを非表示/違反報告)
鼓草(プロフ) - ゆずなさん» コメントありがとうございます！！いや本当に…ない想像力と文才で必死に頑張っております笑 応援ありがとうございます、頑張ります！！！！！ (3月10日 18時) (レス) id: 5a1b512830 (このIDを非表示/違反報告)
ゆずな - ヤバい…最高すぎる、、！続き楽しみにしてます^^ (3月9日 21時) (レス) @page27 id: f39121074c (このIDを非表示/違反報告)
鼓草(プロフ) - おこたむしそるふさん» コメントありがとうございます！！いや本当に、自分の読みたかったお話をまんま文章に載せているだけで…そんな…有り得ないお話でも、占ツクでは叶えられるのが素晴らしいです…！！応援ありがとうございます！！頑張ります！！！！！ (3月5日 23時) (レス) id: 5a1b512830 (このIDを非表示/違反報告)
おこたむしそるふ(プロフ) - こんな話が見たかったんです…マジで好きです。おもしろ度投票毎回更新される度に無効なのに押してます笑頑張ってください！ (3月5日 23時) (レス) @page25 id: 20244b433c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：鼓草 | 作成日時：2024年2月18日 2時
