55話 ページ5
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「さて、お前らに紹介しよう。」
林間学校も2週間後に迫った今。
俺たちの隠れ家的バーの元には、俺たちヴィラン連合と
今まで別行動をしていた奴ら…後の【開闢行動隊】と呼ばれるやつらが集まっていた。
俺は座っていたカウンター席から立ち上がり、真ん中らへんに集まっている人々へ身体を向けた。
「林間学校時に襲撃してもらうメンバー…【開闢行動隊】の奴らだ。
嫌でも名前は覚えるだろ。適当に交流しとけ。」
1人1人自己紹介なんて時間の取る行動したくないからな。
事前に役割等話してあるので、今後交流のある奴同士が関わっておけば問題はない。
とは言え、やはり雄英生が居るのが気になるのか
勝己と鋭児郎が囲まれていた。
勝己は機嫌悪そうに目の角度をだいぶ上げているが、それに対し鋭児郎は
にこやかに対応している。
昔からそうだが、鋭児郎は仲間には少し甘い気がする。
雄英体育祭を見て思った、と言うのもある。
普通の人が見たら、聞いたらわからない程の違和感だが
俺たちヴィラン連合…特に、昔から一緒にいた俺や弔、燈矢、勝己から見れば
雄英生に対する態度の俺たちに対する態度が絶妙に違うのだ。
無意識なのだろう。
「…そろそろいいか？
2週間後が本番だ。
当日は俺も参加するから…まぁ、好きに暴れればいい。
生徒を殺しても構わない。
あ、そこの2人は間違っても傷つけるなよ。」
話していても、俺の言っていることはきちんと耳に入っているようで。
そこそこ元気な返事が聞こえた。
林間学校。
結果はわかっている。
今回の目的はただ一つ。
勝己と鋭児郎の【内通者】の線を消すこと。
ただそれだけだ。
それだけのために殺される人たちは可哀想だけれど…
「それも【運命】だから、仕方ないよな？」
運命には抗えない。
未来がもう変わることはない。
厄介な個性持ちを殺せればいいんだ。
あぁ、楽しみだな。
どれだけの人が悲しみ、絶望し、苦しむのだろう。
ごめんな、人の心が無くて。
でも、仲間以外が死んでもどうでもいいんだ。
最後に笑うのはヴィラン連合なのだから。
決してヒーローではない。
ヴィランが、悪役が最後に笑うのだ。
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そこらへんの草 - うぁ好き (3月19日 21時) (
レス) @page35 id: a4eb208b67 (このIDを非表示/違反報告)
鼓草(プロフ) - ゆずなさん» コメントありがとうございます！！いや本当に…ない想像力と文才で必死に頑張っております笑 応援ありがとうございます、頑張ります！！！！！ (3月10日 18時) (レス) id: 5a1b512830 (このIDを非表示/違反報告)
ゆずな - ヤバい…最高すぎる、、！続き楽しみにしてます^^ (3月9日 21時) (レス) @page27 id: f39121074c (このIDを非表示/違反報告)
鼓草(プロフ) - おこたむしそるふさん» コメントありがとうございます！！いや本当に、自分の読みたかったお話をまんま文章に載せているだけで…そんな…有り得ないお話でも、占ツクでは叶えられるのが素晴らしいです…！！応援ありがとうございます！！頑張ります！！！！！ (3月5日 23時) (レス) id: 5a1b512830 (このIDを非表示/違反報告)
おこたむしそるふ(プロフ) - こんな話が見たかったんです…マジで好きです。おもしろ度投票毎回更新される度に無効なのに押してます笑頑張ってください！ (3月5日 23時) (レス) @page25 id: 20244b433c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：鼓草 | 作成日時：2024年2月18日 2時
