88話 ページ38
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死「なァ、俺たち…なんで戦ってるんだっけ。
＿＿＿＿おまえが喧嘩売ったからだよなァ」
ボロボロの状態で、弔はそう言った。
地面に座り込んでいるデストロに、紫に変色した右手で指を差しながら。
大きな穴があいたここは、弔が個性であけたものである。
デコボコになっているため、所々高低差のある地面もあるが、足を動かして弔の隣まで歩く。
弔は相当頑張っていたのか、額には血が滲み流れている。
手も痛そうだ…治してあげなければ。
「お疲れ様、弔」
死「Aくん…見てた？俺のこと。」
「あァ、弔しか見てなかったよ。」
そう、弔と話していれば
上の方から声がした。聞けば、トランペットの声。
トラ「リ・デストロ！！
皆さん！最高指導者を救うのです！」
ゾワッ
あァこの感覚も味わえるのか。
最高だな、この人生は。
横目でチラリ、と弔を見ると
赤い目をギラつかせながらトランペットのいる方を見つめていた。
あの頃と違ってより一層綺麗になった赤い瞳がキラキラと輝いている。
それに順応する白髪もとても綺麗だ。
「な、お前負けたんだからさ。
なんでもしてくれンだろ？」
デス「……彼らは皆、私、いやデストロの遺志に賛同し殉ずる覚悟を培ってきた者たち。
君の言う通り喧嘩を売って負けた。殺るなら殺れ
しかし、私もまたデストロの遺志に殉ずる覚悟…異能解放軍はお前の後についていく。」
死「…おまえ、デトラネットの社長だから、金…あるよな？」
今にも倒れてしまいそうな弔の肩に優しく触れて、個性を発動させる。
血は残っているが、だいたいの外傷は消えただろう。
先程とは違いピンピンしている弔を見ると、思わず笑みがこぼれる。
死「俺についてくるのはいいけど、あくまでもトップはAくんだから。
そこ、間違えないようにな。」
デストロが頷いたのをみて、満足そうに笑った弔。
デストロから視線を外して俺の方を見た。
死「俺、めちゃめちゃ頑張ったから後で褒めて。」
「…ふは、もちろん。当たり前だろ？」
可愛い俺の家族。
甘やかすのは今だけだからな。
ちゃんと自立できるようになれよ。
「拠点の座標は教えてもらった。
黒霧の所に一度帰ろう。」
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そこらへんの草 - うぁ好き (3月19日 21時) (
レス) @page35 id: a4eb208b67 (このIDを非表示/違反報告)
鼓草(プロフ) - ゆずなさん» コメントありがとうございます！！いや本当に…ない想像力と文才で必死に頑張っております笑 応援ありがとうございます、頑張ります！！！！！ (3月10日 18時) (レス) id: 5a1b512830 (このIDを非表示/違反報告)
ゆずな - ヤバい…最高すぎる、、！続き楽しみにしてます^^ (3月9日 21時) (レス) @page27 id: f39121074c (このIDを非表示/違反報告)
鼓草(プロフ) - おこたむしそるふさん» コメントありがとうございます！！いや本当に、自分の読みたかったお話をまんま文章に載せているだけで…そんな…有り得ないお話でも、占ツクでは叶えられるのが素晴らしいです…！！応援ありがとうございます！！頑張ります！！！！！ (3月5日 23時) (レス) id: 5a1b512830 (このIDを非表示/違反報告)
おこたむしそるふ(プロフ) - こんな話が見たかったんです…マジで好きです。おもしろ度投票毎回更新される度に無効なのに押してます笑頑張ってください！ (3月5日 23時) (レス) @page25 id: 20244b433c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：鼓草 | 作成日時：2024年2月18日 2時
