80話 ページ30
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ドク「…ところでA。」
「あ？」
鋭児郎の頭を飽きるまで撫でていた時、ドクターに話しかけられた。
いつのまにか弔との話は終わっていたらしい。
ドク「お主は、何のためにここに居るんじゃ？」
丸い眼鏡の向こうから、ドクターと視線が合う。
今まで先生にも、弔にもしっかりとその想いを告げたことは無い。
ヒーローを殺す。
そんなことしか言っていなかったのだ。
「…それ、聞いてどうすんだ？」
ドク「どうもしないわい。
どんな回答であっても、ワシがお主に従わない理由はないんじゃ」
じゃあ言わんでもいいじゃん。と思ったが
折角だから教えてあげよう。
改めてこの俺が、この世界の未来をどうしたいのか。
「…わかった。
じゃあ、今ここに居るお前らにだけ、教えてやるよ
俺が、なんのためにヴィランになって、何のためににここに居るのか。」
これは、俺の本当の心の内だ。
だから、お前らも知らない。
今、これから語られることが
俺がこの先成し遂げたいことなのだ。
・
「俺は、オールマイトを殺すことだけを頭に入れてきた。
幼いころからずっと。
オールマイトを、平和の象徴を殺した時の国民達、ヒーロー達の顔を想像しただけで楽しくて
早く殺したいと思って…そればかり思って生きてきた。」
気づけば、鋭児郎はこちらを向いており
周りの奴らも俺の言葉を聞き逃さんというように俺を見る。
そんなに見なくても聞こえるべさ…
なんて気持ちは隠しておいて。
「オールマイトが死んで、これから脳無としてアイツらの前に現れた時。
その時の絶望の顔はどんな感じなのだろうって、想像が止まらない。
未だに夜1人で想像して笑っちまうんだ。
早く見せたくて仕方ないって。大好きだったオールマイトから攻撃されて、倒さないといけない対象になって
…きっと、心の綺麗なヒーローの卵なら、攻撃したくないんだろうなって。
お前らは攻撃したくなくても、脳無はお前らのことを覚えてないから
ただひたすら敵として殺すだけなのにな。」
言葉が止まらない。
真向いに居る鋭児郎の頭を、また優しく撫でながら言葉を紡ぐ。
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そこらへんの草 - うぁ好き (3月19日 21時) (
レス) @page35 id: a4eb208b67 (このIDを非表示/違反報告)
鼓草(プロフ) - ゆずなさん» コメントありがとうございます！！いや本当に…ない想像力と文才で必死に頑張っております笑 応援ありがとうございます、頑張ります！！！！！ (3月10日 18時) (レス) id: 5a1b512830 (このIDを非表示/違反報告)
ゆずな - ヤバい…最高すぎる、、！続き楽しみにしてます^^ (3月9日 21時) (レス) @page27 id: f39121074c (このIDを非表示/違反報告)
鼓草(プロフ) - おこたむしそるふさん» コメントありがとうございます！！いや本当に、自分の読みたかったお話をまんま文章に載せているだけで…そんな…有り得ないお話でも、占ツクでは叶えられるのが素晴らしいです…！！応援ありがとうございます！！頑張ります！！！！！ (3月5日 23時) (レス) id: 5a1b512830 (このIDを非表示/違反報告)
おこたむしそるふ(プロフ) - こんな話が見たかったんです…マジで好きです。おもしろ度投票毎回更新される度に無効なのに押してます笑頑張ってください！ (3月5日 23時) (レス) @page25 id: 20244b433c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：鼓草 | 作成日時：2024年2月18日 2時
