69話 ページ19
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「組織図なんてもの、ハナから存在しねェな…
俺がトップで、それ以外は平等だ。
トップ以外の位を付ける必要なんてない。」
それからもオーバーホールとの対談は続いていく。
問われたことを返し、逆に問い返す。
それの繰り返しだった。
「お前が次の支配者にはなれねェよ。
次は、俺だ。」
オーバーホールと目を合わせ、それがずっと続く。
何秒、何十秒経ったのだろうか。
俺たちの圧に動けないのか、皆も一切動いていなかった。
オバ「いや、俺の傘下に入れ。おまえたちを使ってみせよう。」
死「帰れ。」
すかさず弔がオーバーホールにそう返すと
後ろに居たマグネが武器をもってオーバーホールに向かって飛び出した。
マグ「ごめんね極道くん！私たち誰かの下につく為に集まってるんじゃないの！」
「まてマグネ！！」
このあとに起こることを俺は知っている。
知っていて始めから止めなかった。
正直、マグネに関しては存在価値が分からなかったから。
後にマグネが生きていたとして、如何して俺の役に立つのか。
考えたが、何も出てこなかった。
ごめんな、マグネ。
マグネは俺に呼びかけられたが、勢いは止まらずにオーバーホールへ突っ込まざるをえなかった。
オバ「…汚い。」
オーバーホールは右手の手袋を外し、突っ込んできたマグネの腕に少し触れた。
その途端、はじけたマグネの上半身。
肉塊も何もなく、ただ残ったのはマグネの下半身だけだった。
「お前ら動くな！！！！」
俺の声で、動こうとしていた弔とコンプレスは動きを止めた。
視界の隅で何かがキラリと光る。
咄嗟にそれを避けて、カラン…と落ちた赤いモノを拾った。
「これが、ね…」
数秒眺め、オーバーホールと向き合った。
他の仲間も表に出すよう言えば、瞬時に現れる。
オバ「お互い冷静になれていない…また話をしよう。
落ち着いたら連絡をくれ。」
そう言って、一枚の名刺を置いて去っていった。
ト「…Aくん、」
「落ち着け、トガ。」
トゥ「責任を取らせろ！！」
「ダメだ。」
オーバーホールが去ってからも落ち着きのない仲間たち。
マグネが死んだのだから当たり前なのだが。
今じゃない。
「まだだ、まだ…
アイツがヒーローに捕まる時。
それが好機。」
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そこらへんの草 - うぁ好き (3月19日 21時) (
レス) @page35 id: a4eb208b67 (このIDを非表示/違反報告)
鼓草(プロフ) - ゆずなさん» コメントありがとうございます！！いや本当に…ない想像力と文才で必死に頑張っております笑 応援ありがとうございます、頑張ります！！！！！ (3月10日 18時) (レス) id: 5a1b512830 (このIDを非表示/違反報告)
ゆずな - ヤバい…最高すぎる、、！続き楽しみにしてます^^ (3月9日 21時) (レス) @page27 id: f39121074c (このIDを非表示/違反報告)
鼓草(プロフ) - おこたむしそるふさん» コメントありがとうございます！！いや本当に、自分の読みたかったお話をまんま文章に載せているだけで…そんな…有り得ないお話でも、占ツクでは叶えられるのが素晴らしいです…！！応援ありがとうございます！！頑張ります！！！！！ (3月5日 23時) (レス) id: 5a1b512830 (このIDを非表示/違反報告)
おこたむしそるふ(プロフ) - こんな話が見たかったんです…マジで好きです。おもしろ度投票毎回更新される度に無効なのに押してます笑頑張ってください！ (3月5日 23時) (レス) @page25 id: 20244b433c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：鼓草 | 作成日時：2024年2月18日 2時
