52話 ページ2
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それから数日後
行動の早かった弔は、ステインを連れてバーへ戻ってきた。
俺は、カウンターに座ってその様子を眺める。
ウキウキ、といった様子な弔は可愛いが
何よりもこのステインは気に入らない。
現在、この場にいるのは俺と弔、黒霧、そしてステインだ。
燈矢は別の用事でしばらくバーに来ていない。
トガもまぁ音信不通。
「…」
弔が楽しそうなのは嬉しいが、原作通り仲間になんて入らないんだろうなぁと思いつつ
話を右耳から左耳へと聞き流す。
ボーっと、林間学校前後のことについてどうしようかな…と悩んでいれば
肉を切り裂くような、突き刺したような音が耳に入った。
「…は？」
俺が目を向ければそれは、ステインが弔の上に馬乗りになり
弔の右肩に刃物を突き刺していた。
こうなることはわかっていた。
でも、何故俺は今この瞬間考え事をしていたんだ。
死「ハッハハハ、いってえええ、強過ぎだろ」
右肩に鋭い痛みが走っているはずなのに、それを物ともしないように笑う弔。
きっとここで俺が前に出れば、弔が成長できない。
今後のためにも、弔の成長が大事なのだ。
結局、このあたりは原作通りのままなのかよ。
ステ「ヒーローが本来の意味を失い偽物が蔓延るこの社会も、
徒らに力を振りまく犯罪者も粛清対象だ」
その言葉に、そう言えばステインの思う本物の英雄はオールマイトだったな。
と他人事のように思う。
俺には、前世の時からステインの言うことがあまり理解できなかったような気がする。
いや、強い信念を持つのは良いことだ。
でも、本物の英雄がオールマイトだなんて。
オールマイトが英雄だなんて。
あまりにも可笑しかった思い出がある。
ステ「おまえと俺の目的は対極にあるようだ。だが、
“今を壊す” この一点に於いて俺たちは共通してる」
最初とは打って変わって機嫌を損ねている弔。
挙句の果てには「死ね」まで言い放つ始末。
なんだかんだ交渉は成立したので、ステインは保須へ自分を戻すように言った。
だが、その前に
ステインは俺の方をしっかり向いて、口を開いた。
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そこらへんの草 - うぁ好き (3月19日 21時) (
レス) @page35 id: a4eb208b67 (このIDを非表示/違反報告)
鼓草(プロフ) - ゆずなさん» コメントありがとうございます！！いや本当に…ない想像力と文才で必死に頑張っております笑 応援ありがとうございます、頑張ります！！！！！ (3月10日 18時) (レス) id: 5a1b512830 (このIDを非表示/違反報告)
ゆずな - ヤバい…最高すぎる、、！続き楽しみにしてます^^ (3月9日 21時) (レス) @page27 id: f39121074c (このIDを非表示/違反報告)
鼓草(プロフ) - おこたむしそるふさん» コメントありがとうございます！！いや本当に、自分の読みたかったお話をまんま文章に載せているだけで…そんな…有り得ないお話でも、占ツクでは叶えられるのが素晴らしいです…！！応援ありがとうございます！！頑張ります！！！！！ (3月5日 23時) (レス) id: 5a1b512830 (このIDを非表示/違反報告)
おこたむしそるふ(プロフ) - こんな話が見たかったんです…マジで好きです。おもしろ度投票毎回更新される度に無効なのに押してます笑頑張ってください！ (3月5日 23時) (レス) @page25 id: 20244b433c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：鼓草 | 作成日時：2024年2月18日 2時
