37話 ページ39
・
オバ「…ほう」
「相手の個性がわからない以上、無闇に突っ込むのはよくない。
それに、若頭がこんなところに一人で来るか…？お前、他の奴いるだろ」
その言葉と共に、赤い何かが飛んできた。
ヒラリとそれを交わすと、オーバーホールは観念したように声をあげる。
オバ「出てこい」
クロ「…1発外しちゃいやした。」
「……」
もう敵意はないと感じたのか、アスカは少し下がり
本来なら自分に刺さるはずだった赤い物を拾う。
数少ない光に照らすように持っている手を上に掲げる。
少し移動して、明かりの差し込む場所へ移動した。
「…」
僅かに見える表情。
外の人間と会う時はフードを被っているためあまり見えない顔だが、
フードの隙間から見えた瞳。
光に照らされて蒼く、まるで儚く輝く瞳に
オーバーホールとクロノスタシスは魅入ってしまった。
後に二人は、「悪魔だけど天使のようだった」と語る。
＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊
それから話は進み、オーバーホール達は立ち去って行った。
「…で。なんだこの状況」
オーバーホールが立ち去った後、張りつめていた緊張感がなくなったのか
トガを始めとし、マグネ、コンプレスが飛びついてきた。
ぎゅうぎゅうと抱きしめられており、離れない。
「ちょ、そんな、そんなにくっつくな！！」
ぐいぐいコンプレスの頭を押しやるが、まるでビクともしない。
マグ「ありがとねアスカちゃん〜！！！！！」
「はぁ？！」
マグ「あのままだと死んでたかもしれないから〜！！」
「…」
その言葉に、アスカは若干顔を歪めた。
だがすぐに戻し、殺させる訳ないだろう！と言う。
「ほら、離れて。私は弔の所行ってくるから」
すんなり離れた仲間たちを冷たい目で見つめ、死柄木の所へ向かう。
そして今後のことについて話し合うのだ。
・
死「そういえばアスカ、なんであの時咄嗟にマグネを止めた？」
「…見たことあるんだ、アイツの個性。」
死「！…へぇ、どんな？」
「ふは、あの個性ちょっと欲しかったんだよ…あれはな、＿＿＿＿＿」
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酸っぱいばなな - 更新頑張ってください！！！！！！！！ (11月10日 21時) (
レス) @page48 id: ed24fa5325 (このIDを非表示/違反報告)
トロールフェイス - 今、読み始めたばかりですけどおもろいです。更新がんばってください (11月10日 21時) (レス) @page6 id: 26234630b7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：鼓草 | 作成日時：2023年10月25日 18時
