34話 ページ36
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＿＿＿＿ﾌﾞｰｯ…ﾌﾞｰｯ
『やっと繋がった！どこで何してる？』
とある路地裏。
1人の少女がポケットで鳴り響くスマホを取り出し、応答する。
『＿＿＿トガ！』
ト『素敵な遊びをしていました』
『定期連絡は怠るなよ。一人捕まれば全員が危ないんだ』
きっと通話の向こうでは、仮面を付けた彼が連絡のついたことに安堵し
肩の力が抜けていることだろう。
ト『大丈夫なんです。私は今まで見つからずに生きてきたので
それよりアスカちゃんは？』
『アスカちゃんならもう戻ってるよ』
ト『そうですか』
自分のことをファストネームで呼んでくれた彼女。
トガにとってアスカは、かけがえのない存在となっていた。
だからこそ、AFOが捕まってから今日までとても心配していた。
AFOが捕まった次の日から、アスカは「出かける。」と言って暫く帰っていなかったのだ。
だからこそ、無事帰ってきていたことに安心した。
ト『それに有益でした。弔くんが喜ぶよ…
出久くんの血を手に入れました』
その言葉に耳にあてた機械の向こうで、息を呑む音がした。
さぁ、早く帰らなければ。
＊＊＊＊＊＊＊＊
「おかえり」
ト「ただいまです！」
薄暗い場所。
トガが帰ってきて、なんだか雰囲気が軽くなったようにも思える。
仲間が一人、帰ってきた。
「…で、それが血か」
ト「そうです！大好きな出久くんの血…！」
少量にも関わらず、血を眺めてうっとりとした表情を見せるトガ。
アスカは全くその気持ちがわからなかったが、仲間が嬉しそうにしてるなら
なんだかこちらも嬉しくなってきた。
死「…まぁ、今はいいよ。そいつの血は」
ト「あれ、そうですか？じゃあ持っておきますね！」
るんるん、なんていう効果音が付きそうな程上機嫌なトガ。
「元気そうで何より…」
死「あぁ…そうだ、近々一度集まりたいんだ。
けど荼毘と連絡が一切とれてない。」
あの常識知らず…なんてぼそぼそ言う死柄木。
近々…それに荼毘？
アスカは死柄木に荼毘と連絡が取れていることを伝えた。
死「は、？アイツ…俺には連絡無しか」
首をﾎﾞﾘﾎﾞﾘ、とかいたところでやめた。
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酸っぱいばなな - 更新頑張ってください！！！！！！！！ (11月10日 21時) (
レス) @page48 id: ed24fa5325 (このIDを非表示/違反報告)
トロールフェイス - 今、読み始めたばかりですけどおもろいです。更新がんばってください (11月10日 21時) (レス) @page6 id: 26234630b7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：鼓草 | 作成日時：2023年10月25日 18時
