33話 ページ35
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爆「ッ！！？」
アスカからその言葉が聞こえた途端、目の前が蒼く染まった。
荼「ハッ…ざまァねえな」
それは、荼毘の蒼炎だった。
アスカは掴まれ上空へ飛んだ時、咄嗟に荼毘はマグネの個性を利用し空へと飛んでいた。
切島たちは気づいていなかったが、アスカは気づいていた。
だからこそ、あの茶番にも余裕で対応していたのだ。
急に蒼くなった視界に、思わずアスカを掴んでいた手を緩めてしまう。
その隙に軽く手を払われてしまい、アスカは荼毘の胸へと飛び込んだ。
爆「姉、ッ」
「ごめんな、勝己…私、ヒーローなんて死んでもなりたくないンだわ」
先ほどまでの笑みとは一転、有無を言わせぬ蒼い瞳がこちらを見ていた。
重力に逆らって落ちていく身体に、アスカは落下した際の衝撃を消し
ふわり、と地面まで下りた。
死「アスカ…よかった、」
「ふふ、私があのまま向こう行くわけないじゃん」
雄英の生徒によって、無事爆豪が救出された。
そして今到着したグラントリノによって、マグネ、トゥワイス、コンプレスが
気絶させられた。
AFO「やられたな、一手でキレイに形勢逆転だ。強制発動、磁力！」
トガの元に、アスカを除いた敵連合皆が引き込まれる。
アスカは死柄木のそばに居たため、死柄木と手を繋いでいる。
それを見ていたため、アスカには磁力をつけなかったのだ。
ト「やーーそんな急に来られても！」
死「まて、ダメだ先生！その身体じゃ、あんた」
「そうだよ先生！ダメ、お願いだから待って…」
死「俺たち…まだ…」
AFO「弔、アスカ。君たちは戦いを続けろ」
その言葉と共に、ワープゲートは閉じた。
＊＊＊＊＊＊＊＊＊
負けた。
AFOは、オールマイトに。
平和の象徴に負けたのだ。
死「…」
「…」
重たい空気が、流れる。
未だ気絶している仲間もいれば、起きている仲間もいる。
ト「アスカちゃん…」
「…弔、許せないね」
死「…うん、許せない…ヒーローも、ヒーローの卵も、
オールマイトも。」
その場に座り込んでいる二人は、改めて自分らの気持ちを確かめるために
言葉を紡いだ。
・
「全部壊そう、壊さないといけないんだ。消さないと」
死「一度全部やり直して、理想の世界に。」
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酸っぱいばなな - 更新頑張ってください！！！！！！！！ (11月10日 21時) (
レス) @page48 id: ed24fa5325 (このIDを非表示/違反報告)
トロールフェイス - 今、読み始めたばかりですけどおもろいです。更新がんばってください (11月10日 21時) (レス) @page6 id: 26234630b7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：鼓草 | 作成日時：2023年10月25日 18時
