30話 ページ32
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そんなオールマイトの言葉に、死柄木は冷静さを欠く。
それはアスカも同様で。
死「終わりだと？ふざけるな、始まったばかりだ。
正義だの平和だの…あやふやなもんでフタされたこの掃き溜めをぶっ壊す」
「その為にもオールマイトは必要ないんだ…
折角大事な仲間も出来たんだからさ、邪魔しないでくれない？」
そんな時、エッジショットが黒霧のことを気絶させた。
あまりにも一瞬のことで、わからなかった。
大事な仲間に触られた、傷をつけられた。
その事実が、アスカの心を黒く染め上げた。
グラ「さっき言ったろ。おとなしくしといた方が身の為だって。
引石健磁、迫圧紘、伊口秀一、渡我被身子、分倍河原仁…緑谷アスカ。」
自身の本名を言われた奴は、肩を跳ね驚く。
警察が夜なべして素性を突き止めたらしい。
だから、だからなんだというのか。
逃げ場がなかろうが、関係ない。
逃げ場は、作ればいいのだ。
作ってくれるのだ。
グラ「なァ死柄木、緑谷…聞きてえんだが、おまえさんのボスはどこにいる？」
死「…」
＿＿誰もたすけてくれなかったね
＿＿辛かったね、志村転弧くん
＿＿"ヒーローが、そのうちヒーローが"、皆そうやって君を見ないフリしてたんだね
＿＿一体誰がこんな世の中にしてしまったんだろう？君は悪くない。大丈夫。僕がいる
「…」
＿＿君が、緑谷アスカちゃんかい？
＿＿家族に見放されて、友達だと思っていた人からも見放されて…
＿＿辛かったね、痛かったね
＿＿無個性だからって差別され、見るからにわかる傷も皆無視したんだね
＿＿ヒーローも誰も、助けてくれなかったね。安心して。大丈夫、僕がいる
死柄木とアスカは、同じことを想っていたのだろう。
お互いが同時に顔を見合わせ、オールマイトへ視線を戻す。
＿＿＿ふざけるな…ふざけんな…失せろ…消えろ……おまえが、嫌いだ！！
その声と同時に、二人の両サイドから脳無が現れた。
少なくとも、気絶している黒霧の行動ではない。
ならば、この脳無は…
「「先生…ッ！」」
どんどん出てくる脳無。
その数が多くなっていくうちに、敵連合の口から黒い液体のようなものが溢れた。
それは、爆豪も同様で。
爆「おッ！？」
オ「爆豪少年！」
オールマイトが気づき、逃がすまいと抱きとめようとしたが
僅か、間に合わなかった。
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酸っぱいばなな - 更新頑張ってください！！！！！！！！ (11月10日 21時) (
レス) @page48 id: ed24fa5325 (このIDを非表示/違反報告)
トロールフェイス - 今、読み始めたばかりですけどおもろいです。更新がんばってください (11月10日 21時) (レス) @page6 id: 26234630b7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：鼓草 | 作成日時：2023年10月25日 18時
