27話 ページ29
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死「ここにいる者、事情は違えど人に、ルールに、ヒーローに縛られ苦しんだ。
君ならそれを…」
死柄木がそこまで話した時、爆豪はトゥワイスを殴り個性を発動した。
＿＿＿はずだった。
「うわ、危ないなぁ…やっぱり消しといてよかったネ」
トゥ「大丈夫じゃねえよ！そうだな」
爆「…は、今、確かに使って……」
あのタイミングで、爆豪は爆破をし他の敵から距離を置かせるつもりだった。
そして、自分は敵連合に入る気はないんだと主張するつもりでもあった。
なのに、個性が出なかった。
発動しなかったのだ。
「混乱してる？してるよなァ…だって、私が消しちゃったもんな…
君の、個性。」
爆「＿＿＿ッ！！！？」
死「…助かったよ、アスカ。でも、個性は戻してやれ。」
「は？皆がケガしたらどうする。」
死「大丈夫だ、コイツらはそんなヤワじゃないだろ」
「…わぁったよ。」
多少不貞腐れながらも、アスカは爆豪に対して手を下から上に振りかざし
個性を元に戻した。
「ん、これで戻ったよ」
そういわれ、爆豪は一度最小火力で爆破を起こさせてみる。
すると問題なく個性が発動したので内心ホッとした。
「はぁ…それにしても、本当威勢がいいもんだな」
荼「はは、言えてるな」
爆「 (こいつらにとって俺ァ利用価値のある重要人物。
俺の心にとり入ろうとする以上、本気で殺しに来るこたねえ。
こいつらの方針が変わんねーうちに2〜3人ブッ殺して脱出したる…
それと、姉貴もまだ…間に合うはずだ。まだ、ヒーローを…！)
言っとくか俺ァまだ戦闘許可解けてねぇぞ！」
荼「バカだろ」
「バカだね」
威勢の良いフリをして、内心きっと怖いのだろう。
ヒーローの卵といえど、まだ高校生。
経験も全然ない子供に比べれば、敵連合は経験豊富の殺人鬼ばかり。
一歩言動や行動を間違えれば、本来なら殺されているところだ。
コン「その気がねえなら懐柔されたフリでもしときゃいいものを、やっちまったな」
爆「したくねーモンは嘘でもしねんだよ俺ァ…こんな辛気くせーとこ長居する気もねえ！」
「…マ、でも、手を出したらダメだよ。」
死「アスカの言う通り。コイツは…大事なコマだ。」
顔についた手を触りながら、爆豪へ目をやる。
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酸っぱいばなな - 更新頑張ってください！！！！！！！！ (11月10日 21時) (
レス) @page48 id: ed24fa5325 (このIDを非表示/違反報告)
トロールフェイス - 今、読み始めたばかりですけどおもろいです。更新がんばってください (11月10日 21時) (レス) @page6 id: 26234630b7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：鼓草 | 作成日時：2023年10月25日 18時
