23話 ページ25
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荼「そうだ、まだ目標が…」
ワープゲートに入ろうとするコンプレスに、二人が問うた。
だが、コンプレスは取られているものはプレゼントしようと言った。
なんせ、彼は生粋のエンターテイナー。
人を欺くことなんてお茶の子さいさいなのだ。
コン「癖だよ。マジックの基本でね。モノを見せびらかす時ってのは」
＿＿＿見せたくないモノがある時だぜ？
卵たちのほうを向いて、マスクをずらし口を開ける。
舌の上に乗っていたのは、障子が取り返したはずの爆豪と常闇だった。
あくまでもアレはフェイク。
轟の氷を圧縮して代わりとして右ポケットに入れていたのだ。
「やっぱり最高だよ、コンプレスクン」
コン「そりゃどーも」
「そんなのに気づかないなんて、随分と落ちたねェ…」
緑「ッ…」
ジロリ
蒼い瞳をかつての弟に向ける。
「ま、あるはずも無い個性振りまいてケガしてるんだもんな。
そりゃあ堕ちるよなぁ、緑谷出久。」
緑「…ｯやっぱり、お前は……」
「…アハ、ようやく確信したかぁ！！！」
興奮した様子でアスカは話をつづけた。
やがてコンプレスが完全にワープゲートに入る瞬間
レーザーのようなものがコンプレスの仮面に直撃した。
それと同時に出される二人が圧縮された玉。
走りだしていた三人はそれを掴もうと近づくが
「出久、てめェはダメだ。」
緑谷はアスカによって蹴られ、後ろへ飛ばされた。
轟「緑谷！！！！」
轟は声をかけながらも、爆豪の方へ手を伸ばした。
障子は既に常闇を取り返し済み。
あとはこの手が届けば＿＿＿
パシッ
・
荼「哀しいなあ、轟焦凍」
「後ろには気を付けた方がいいよォ？？」
轟「ッしま、！！！！」
いつのまに背後にいたアスカに気づかず、轟は強い首への衝撃に意識を失う。
「ふふ、哀れだなぁ…可哀想だ、本当に。」
荼「確認だ。解除しろ」
コン「俺のショーが台無しだ！」
コンプレスが個性を解除すれば、荼毘の手元にいるのは爆豪で
障子の元にいたのは常闇だった。
「…最高、完璧だよ」
裂けるくらい口角をあげて、アスカは笑った。
「これから頑張ろうね、勝己。」
その言葉と声に、爆豪は目を見開いた。
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酸っぱいばなな - 更新頑張ってください！！！！！！！！ (11月10日 21時) (
レス) @page48 id: ed24fa5325 (このIDを非表示/違反報告)
トロールフェイス - 今、読み始めたばかりですけどおもろいです。更新がんばってください (11月10日 21時) (レス) @page6 id: 26234630b7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：鼓草 | 作成日時：2023年10月25日 18時
