14話 ページ16
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あれからバーに戻った。
死柄木は黒霧と共に、アスカは部屋に戻っていた。
「…」
自分が今、何をしたいのか。
何をすればいいのか。アスカは考えていた。
自分が敵連合に加入した時のことを、思い出していた。
＿＿＿＿あれは、何年前だっただろうか。
あの日、一つ目の絶望を味わった日。
4歳だった。
待っても待っても個性が現れなくて、母親と共に病院へ向かった。
＿＿無個性だ、と告げられた。
母親は泣いていた。
彼女は個性がないことに絶望を感じたが、同時に理解ができていなかった。
何故、当事者じゃない母親が泣いているのか。
泣きたいのは、無個性だと言われた自分のほうなのに。
何故、母親が泣いているのか。
彼女は理解ができなかったのだ。
それからというものの、幼稚園、その後の小学校では今までとは違った。
無個性だから、弱いから、価値がないから。
殴られ、蹴られ、暴言を吐かれ、ストレス発散に使われ。
先生は見て見ぬフリ。
なりたいと、なれると信じていたヒーローにも助けてもらえずに。
弟が4歳の時。
彼女と同じく個性が出るのが遅かった。
母親はまた、また…？と思いながらも、病院へ連れていく。
また、無個性が生まれた。
でも、弟の方はどうだろう。
幼馴染から馬鹿にされていることはあった。
だが、言ってしまえばそれだけだった。
「ヒーローになれるかな」
純粋な心で、弟は母に問いかけていた。
そこからだった。
母親の態度が変わったのは。
彼女が当時7歳の時だった。
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酸っぱいばなな - 更新頑張ってください！！！！！！！！ (11月10日 21時) (
レス) @page48 id: ed24fa5325 (このIDを非表示/違反報告)
トロールフェイス - 今、読み始めたばかりですけどおもろいです。更新がんばってください (11月10日 21時) (レス) @page6 id: 26234630b7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：鼓草 | 作成日時：2023年10月25日 18時
