11話 ページ13
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死「…黒霧、こいつらトバせ！俺の大嫌いなもんがセットで来やがった」
アスカは変わらずトガに抱き着かれたまま、やっぱりかと内心思う。
丁寧にトガを引きはがし、もう一人の男の隣へ並ばせた。
死「餓鬼と、礼儀知らず」
「まァ弔、落ち着け。」
アスカが宥めるが、それでも気に食わない。
黒「アスカさんの言う通りです。それに
あの大物ブローカーの紹介、戦力的に間違いはないハズです」
義「何でもいいが手数料は頼むよ、黒霧さん」
＿＿名前も顔もしっかりメディアが守っているが、
連続失血死事件の容疑者として追われてる『トガヒミコ』
そして、目立った罪は犯してないがヒーロー殺しの思想にえらく固執してる『荼毘』
破綻JKと、礼儀知らず。
死「…良くないな、気分が良くない」
2人が口を開けばステイン、ステインと。
死柄木の機嫌が悪くなるのも仕方がないことだった。
彼はこども大人。
大人と言っても20歳。尚且つまともに学校も通っていないんだ。
そうもなるだろう。
いち早く黒霧が異変に気付き、2人に向かって手を向けた死柄木、
そしてそれに対応しようとしていた2人の前にワープゲートを作り出す。
…死柄木のやろうとしていたことにあえて手を出さなかったアスカは
何を考えていたのだろうか。
黒「落ち着いて下さい、死柄木弔。
あなたが望むままを行うのなら組織の拡大は必須…
奇しくも注目されている今がその拡大のチャンス。
排斥ではなく受容を…＿＿利用しなければ、全て。彼の遺した思想も全て」
黒霧が死柄木にそう伝えた。
それはアスカにも届く声だったが、他の人間には聞こえない声量だった。
そう、全部。
この先の未来のためにも、全て利用しなければ。
生きにくい世の中を生きやすくするために
ヒーローなんて必要ないことを証明するために。
死「…うるさい！！」
死柄木は頭を冷やすためか、はたまた何も目的がないのか。
スタスタと歩きバーを出て行ってしまった。
義「…取引先にとやかく言いたかないが、若いね、若過ぎるよ」
「…ま、そういうことだからサ。
返答は後日でも？弔も自分がどうすべきかわかっているハズだからね。」
そう告げて、バーの奥へ続く扉に向かうアスカ。
「なぁ。」
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酸っぱいばなな - 更新頑張ってください！！！！！！！！ (11月10日 21時) (
レス) @page48 id: ed24fa5325 (このIDを非表示/違反報告)
トロールフェイス - 今、読み始めたばかりですけどおもろいです。更新がんばってください (11月10日 21時) (レス) @page6 id: 26234630b7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：鼓草 | 作成日時：2023年10月25日 18時
