10話 ページ12
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それからというもの。
ヒーロー殺しであるステインと接触を図った結果、
終わりよければ全てよしなのか。
はたまた本当に興味が無かったのか。
定かではないが、アスカはステインが無様に捕まってるところをみていた。
「…これが、大先輩？」
「ハッ、笑っちゃうね〜」
しっかり連行され連れられたところを見送り、自身の胸ポケットから
"二枚"の写真を取り出す。
「…やっぱり体育祭の写真は締まりがねェな」
一枚は雄英体育祭で一位をとった爆豪勝己。
もう一枚は…
「…」
まだ幼い頃の、姉弟の写真だった。
それをじっと見つめ、やがて上着のポケットに入れていたライターを取り出して
写真に近づけた。
ボワッ
いとも簡単に燃えた写真はすぐ塵になり、風と共に飛んでいく。
「…きっとあの時、もうすこし何かが違えば。」
ここに私はおらず、ヒーローになっていたんだろう。
「ま、もうどうでもいいし。何より過去は消えてくれねェ」
自分は死柄木の為に生き、死ぬんだと。
ヒーローには嫌悪感しかないのだと、改めて感じた。
少しでもヒーローのことを考えれば
「どうしたって、涙が出ちまう」
頬に流れるのは、綺麗な透明のしずくか。
それとも＿＿＿
＊＊＊＊＊＊＊＊
それから数日。
バーには義爛が連れてきた知らない顔が2つ＿アスカにとっては1つ＿あった。
義「死柄木さん、アスカさん、こっちじゃ連日あんたらの話で持ちきりだぜ。
何かでけえ事が始まるんじゃねえかって」
知らない人を2名連れてきた義爛。
そのうちの1人は、アスカを見てすぐさま飛びついてきた。
ト「＿＿アスカちゃん！！！」
「ッぐぉ！！？…ヒミコちゃん？」
あの時ぶりの再会となった二人。
死柄木はその餓鬼と接点があったのかと驚くが、どちらにせよダメだった。
荼「あんたがそうか、写真で見てたが生で見ると気色悪いな。
そっちの女性の方が全然マシじゃねぇか」
ト「ふふ、手の人！ステ様の仲間だよね！
私も入れてよヴィラン連合！」
アスカに抱き着きながらも、トガはそう告げた。
だが死柄木にとってはなんら面白くない。
嫌いな餓鬼と、礼儀知らず。
尚且つ恋人であるアスカに容易く抱き着いたのだ。
死「 (俺ですら自分から抱き着くの恥ずかしいのに…！！) 」
死柄木、そこじゃないと思うぞ。
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酸っぱいばなな - 更新頑張ってください！！！！！！！！ (11月10日 21時) (
レス) @page48 id: ed24fa5325 (このIDを非表示/違反報告)
トロールフェイス - 今、読み始めたばかりですけどおもろいです。更新がんばってください (11月10日 21時) (レス) @page6 id: 26234630b7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：鼓草 | 作成日時：2023年10月25日 18時
