9話 ページ11
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「…イレイザーヘッドは、両腕粉砕骨折、顔面骨折、幸い脳系の損傷は特にない。
ただ、眼窩底骨が粉々になっているから、眼に何かしらの後遺症が残る可能性があるらしい」
アスカに授けられた個性により、傷がなくなった二人。
こっそりつけていた盗聴器によって、イレイザーヘッドの容態と
「13号は背中から上腕にかけての裂傷が酷いが命に別状はなし、
オールマイトはリカバリーガールの治癒で充分処置可能、らしい。」
13号、オールマイトの容態を知る。
あまり打撃を食らわすことはできなかったが、まぁ良いだろう。
死「…ま、いっか。今は先生の言ってた通り、精鋭を集めよう。」
「ん、それがいいね。」
黒霧の入れたコーヒーを飲みながら、アスカは思い出す。
あの頃の自分と、助けてくれなかったヒーローのことを。
死「…アスカ、アスカ？？」
何度か呼ばれて、ハッとする。
思い出すにあたって、暫くボーっとしていたようだ。
「ん、あ…どうした」
死「いや、……あのさ」
なんだかもじもじしながらこちらを見たり、視線を逸らしたりする死柄木。
なんだなんだと思いながら、言葉が発せられるのを待っている。
死「…抱きしめて、くんないの。」
「！！！…うん、いくらでも。」
可愛い恋人の頼みに、頬がゆるゆるになるアスカ。
ヒーローたちの前ではあんなんだけど、恋人の前なら話は別。
甘え下手な死柄木を甘えさせることができる存在。
上手く毒抜きができる存在。
絶対裏切らないという、確信がある存在。
お互いがお互いのことを想っているため、どんな関係より心地が良い。
どう頑張っても離れられない。
そんな二人の関係は、果たして恋人だけの関係なのだろうか。
彼らが出会ったのは、死柄木が12歳、アスカが10歳の時。
そこから8年。
切っても切れないような関係になったのは、出会って1年足らずの時だった。
嗚呼、そうだ。
二人の関係は、恋人であると共に
共依存の関係でもあるのか。
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酸っぱいばなな - 更新頑張ってください！！！！！！！！ (11月10日 21時) (
レス) @page48 id: ed24fa5325 (このIDを非表示/違反報告)
トロールフェイス - 今、読み始めたばかりですけどおもろいです。更新がんばってください (11月10日 21時) (レス) @page6 id: 26234630b7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：鼓草 | 作成日時：2023年10月25日 18時
