プロローグ ページ2
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4月
新しい出会い、新しい環境、新しい学年。
何もかもがゼロスタートになる4月。
そこそこ周りより高い位置にあるビルの屋上に、彼女は居た。
風が容赦なく吹き込む。
被っていたフードは脱げ、深緑の綺麗な髪が靡く。
頭の真ん中らへんで煽られるポニーテールに鬱陶しく感じるが今はそれどころではない。
「…あれが雄英ねェ」
人より倍ある視力を用い、雄英高校近くを歩く生徒を見る。
今日は入学式。
丁度生徒たちが登校している最中の時間だった。
「……お、？」
じ、っと目を凝らすと、なんだか見たことのある頭が見えた。
自身と同じ、緑色の髪色。
モサモサとして、あの頃と変わらずなんだかビクビクしている。
「なァんでアイツ受かってンだ」
疑問と、憎しみと、怒りが彼女の頭を埋め尽くした。
「ま、無個性のアイツは普通科だろ。」
ケラケラと馬鹿にしたような笑みを浮かべて
これから起こすことに更に胸が高鳴る。
「平和の象徴がなんだ、ヒーローがなんだ。
全部、全部壊してやる。」
黒霧。
そう言って彼女は黒いモヤと共にいなくなった。
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酸っぱいばなな - 更新頑張ってください！！！！！！！！ (11月10日 21時) (
レス) @page48 id: ed24fa5325 (このIDを非表示/違反報告)
トロールフェイス - 今、読み始めたばかりですけどおもろいです。更新がんばってください (11月10日 21時) (レス) @page6 id: 26234630b7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：鼓草 | 作成日時：2023年10月25日 18時
