小説 ページ6
「いつからこんなに仲良くなったんだっけ」
思わず、というように口から零れた言葉。
気づけば「ちゃん」付けは無くなっていた。
気楽に愛情表現という名のタックルもするようになった。
1日に幾度となく顔を合わせ、他愛のない話をして別れて。
そんな毎日を過ごすようになったのは、いつだったか。
SaicaもKanaも、「確かに」なんて考えてくれたけど、
最終的に「今が楽しいからまぁいいや」って結論に至った。
そして、ある日。
SaicaとKanaが楽しそうに話しているので、いつものように会話に混ざってみると
どうやら共通の本について話していたよう。
私自身、本好きなのでどんな本なのか聞いてみたり、
その本を読んで2人がどう思ったのか聞いていると、
Kanaがある本のシリーズを貸してくれることになった。
ファンタジー系で、少し切ない物語。
その本の登場人物は生き生きとしていて、だからこそ、感情の変化や戸惑いが強く響いた。
ある1人の人生に、大きく関わった人物。
その人物にも、人生を変えた人物がいて。
それぞれのワガママと、他人を想う気持ちと、抑えきれない強い感情と。
それでも抗えない、受け入れたくない、最初から決まっていた「最期」。
そこから帰ってくることを決めた勇気と、それを支える「裏方」の存在。
「それぞれの想いが交差する」
この物語は、それがすべての基なんじゃないかと思うほど、幾重にも重なった想いの行方。
私は、この物語に惹かれていた。
読み終える度に重ねるKanaとの感想合戦も、大好きだった。
きっと、小説の貸し借りがきっかけなのかな。
更に、仲が深まった気がした。
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souci - 私も楽しかったよ!! 速攻で筆箱変えました笑 用事なんてなくていいんだよ。私なんて、「なんか構ってほしくなった」なんて理由で遊びに行くことだってあるんだから。 ね?(=^ェ^=) いつでもおいで、大歓迎だよ (2017年5月23日 23時) (
レス) id: 44e1cca2f7 (このIDを非表示/違反報告)
Kana - 今日はありがとう。とっても楽しかった。本の貸し借りもまた話せる口実が出来たなぁって嬉しかった。おnewの筆箱に文具を詰め替えながらニマニマしてマス。(早いデショ？)楽しい時間ほどはやくすぎるって言うのを体感したよ。ほんとにありがと！ (2017年4月23日 18時) (レス) id: 115e17b801 (このIDを非表示/違反報告)
souci - 来てくれてありがとう! クラスね、離れちゃったけど、Kanaとの繋がりは消えたくなくって作っちゃった。 これからもよろしくね (2017年4月9日 23時) (レス) id: 44e1cca2f7 (このIDを非表示/違反報告)
Kana - やっほ〜です。早速評価とコメントを♪こんな私なのに書いてくれるなんてとっても嬉しいよ！嬉しすぎてニマニマしちゃうよ(〃▽〃)クラスは離れちゃって接点とか無くなっちゃったけどsouciの真友になりたいなぁ、なんて。…これからもよろしくお願いします♪ (2017年4月9日 23時) (レス) id: e5b37c8ab6 (このIDを非表示/違反報告)
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