ロボットにだって (ページ2)

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第1話ページ2

A「名前はテトラ。…んー、
この先の話かになるんだけどなあー、破れちゃってる…」

私の名前はA。いつも暇な時はこの本を読んでいた。

でも、この本は半分破れてしまっていて、全部を読むことができない。

私は小さい頃誕生日プレゼントとしてお父さんからもらった。

…それが最後のお父さんからの誕生日プレゼント。

お父さんはいつその次の日、事故で亡くなってしまった。

その時私は4歳だったかな。今はもう17歳。

なに不自由なくこの日常を過ごしている。

A「って言っても…昔と随分変わったなあ」

そう、随分と変わったのだ。

周りはロボットだらけ。

ロースオーマー会社が、研究を重ねてロボットを

作り出し、どんどんと栄えていったの。

ロボットと一緒に住む。それが普通になった

しかし私の家には一体もロボットはいない。
お母さんがロボットは嫌いだったからね。

私も大嫌いだよ、ロボットなんて。ロボットなんて。

でも、研究したり何か物を作ったりするのは大好きだった。

A「よいしょ、っと、さーて！今日は、羅と遊ぶ約束してるし！そろそろ行こうかな」

メイド「いってらっしゃいませ、お嬢様」

A「はいはーい、いってきます」

私の家はお金持ちで、メイドがたくさんいる。

でもお母さんはあーしろこーしろ、厳しく言ってくることもなく、自分のしたいことをすればいいと言ってくれた優しい人だった。

そろそろ、着く頃かな