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。
母「どうだった？」
「え、あー、うん…
御堂筋君と付き合うことにしたよ」
母「もう一人の子とは…」
「えと……いいの
上着返さなきゃだし」
母「ちゃんと好き？」
「わかんないけど
そばにいなきゃとか思うかな
石垣くんはすごく綺麗だし
私が居なくてもいいと思う
でも翔君は、違うから」
母「まぁ1年後、変わってくるかもだし
その時石垣くんのこと
忘れれなかったら当たって砕けな」
「…砕けるって振られる前提」
母「あんたは可愛いから…ほら
次できるって」
「……はぁ…フォロー下手」
部屋に戻り
石垣くんの上着を
ぎゅっと抱きしめた
目を瞑れば
石垣くんの笑顔や
真剣な顔 照れた顔
いっぱいいっぱい
思い出す
「好き…かもしれない」
ドキドキした
一緒にいたいとも
キスした事も
何故か涙が溢れた
翔君…のことは。
ちゃんと好きになれるんだろうか
石垣くんに連絡しよう…
でも、付き合ってもないのに…
そんな連絡……
今はカメラと
友達の連絡が優先だ
服を脱いで
クローゼットを漁る
鏡の前に立ち
合わせてみれば
首筋に赤い斑点
首…絞められた痕だ…
。
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作者名：viran
| 作成日時：2022年4月16日 4時
