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1「ねぇ、1人??」
知らない男の人に話しかけられる
若そう……
「……2人です」
1「じゃ、2対2で桜みない？」
何を言ってるんだこの人
「えっ、2対2……」
男の人は後ろを向き
手を振り
1「いけるぞ！」
と言い出した
2「まじ？絶対連れも可愛いじゃん！」
ズカリと座り出す
「えっ……ちょっと」
流石に図々しい……
1「俺、この子狙うから
お前は連れな」
「あの！やめて貰えますか？」
2「いやいや、大丈夫だって！
楽しくなるから」
腰を抱いてくる男
「ほんとにやめてって……」
不快で仕方ない
香水くさい……
距離を取れば
腰を思いっきり引き寄せてくる
気持ち悪い……
下心丸出しな目
不快で仕方ない
石「何しとるんや」
ジュースを買って帰った石垣君
「石垣君!!」
石「知り合いか？」
「知らない人……」
近くに来て
私を抱きしめる石垣君
ホワイトソープの香り
優しい匂いがする
安心感を抱く
石「俺の彼女やから、
どっか行ってくれるか？」
1「は？……彼氏持ちか
期待させんなや」
負け犬の遠吠えって感じで消えてった
石「……すまんやった
変なことされへんやったか？」
「大丈夫……」
石「良かったわ、何もされんで……」
ぎゅっと抱きしめられれば
先程の不快感などない
安心する……
優しい匂いに包まれる
「ありがとっ」
手を回せば
石垣君はハッとしたように
手を離し両手を顔の横に上げた
石「……す、すまん///
その抱きしめて嫌やったよな」
。
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作者名：viran
| 作成日時：2022年4月16日 4時
