××にしたい Ⅲ 【御堂筋】 (ページ22)

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「ありがと」

と呟けば

石「ほんま、その気づいたら好きやった
から……なんや……えっと」

顔を赤くし話だした。

「えっ」

石「守りたくなるんや！」

少し大きな声でそう言われた

「えっ！？お、落ち着こう
ね？此処、カフェだから！」

石「はっ、す、すまん！」

顔を真っ赤にしてる

「ふははっ可愛い
気まづいから出よっか！」

周りがジロジロと見てくるから
2人で外を出る

石「ほ、ほんまにすまん！」

「いーよ！面白かった！」

石「……なんや、男として
見てもらう為に頑張るって難しいな」

「……えっと」

不謹慎だった。
頑張って思いを伝えてくれたのに
配慮が足りなかった……

この際、断ってしまった方が
石垣君にはいい。

こんな、誠実な人は
もっと誠実で綺麗な人が似合う

「あ、の……」

石「なぁこっから電車で20分くらいの所に
屋台がある所があってな！
もう4時やからそろそろ…
屋台出とるかもしれんから行こか！」

また気を使われてる

「うん…屋台何が好き？」

他愛のない話

今は楽しんで
帰りにハッキリいおう。

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