僕の部下 ページ3
僕の部下は凄い。
僕と違って仕事への集中力が凄くて、上司からも色んな仕事を任されてる。顔は怖いと言われてるけど、僕でも話せるくらいに優しい。
それに僕が困った時はとことん付き合ってくれるし…これじゃどっちが上司なのか分かんないなあ。
彼は今まで関わった人達の中で一番親しみやすい人かもしれない。親や友人とはまた違った話しやすさで、僕はミスを犯してはまず彼の元へ助けを求めに行った。
今日も今日とて確認という名の口実を作って彼の元へ。困ったように、それでいて申し訳なさそうに名前を呼べば彼はすぐに応えてくれる。
「ね、ね、せーくん」
「何ですか柳さん…また夜更かししましたね」
「あ、バレちゃった」
「そりゃそうですよ」
いつもあなたのこと見てるんですから。
そう続けてはくれないかな、なんて。
あぁ、好き。
またですかと呆れながらも優しい声音は変わらないところとか、僕のちょっとした変化にも敏感に気付いてくれるところとか、全部。
せーくんはかっこいいなあ、と冗談混じりな言い方をすれば、何言ってるんですかと軽くあしらわれてしまった。そんなところも愛おしい。
僕の気持ちを伝えたら彼は気持ち悪いと思うだろうか。僕の側から離れていってしまうのだろうか。
それは嫌だな。
きっと彼はこんな欲まみれで汚い僕を知ったら失望する。どんな形であれ彼には側にいてほしい。
だから今は、片想いのままでいい。
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和風味噌和え丼(プロフ) - らいふさん» コメント、そして嬉しいお言葉誠にありがとうございます！読んでてほっこりできるようなお話が書きたかったので、そう言って頂けて本当に嬉しいです…！更新ペースは遅めですが、これからも何卒よろしくお願いします。 (2017年11月22日 4時) (
レス) id: 7ade5801cb (このIDを非表示/違反報告)
らいふ - ほわほわしてて、とてもほっこりしました。Rが付くようなお話は、苦手なもので、楽しく読ませていただきました。 次話も楽しみに待っています。 更新、頑張ってください！！ (2017年11月22日 1時) (レス) id: 378f2d202e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：和風味噌和え丼 | 作成日時：2017年9月10日 23時
