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海司side





「「玄関で待ってる」」









少し待っていると、こちらにくる彼女が見えた




俺に気付くと、少し小走りになる





海「急がなくて、良かったのに」


「先輩を待たせる訳にはいきませんので」






その先輩、という言葉に胸の痛みを感じる






それでも、今日で 終わりにするって決めたんだ







例え、結果が悪くても…









海「俺さ、由衣ちゃんは最初 陸の委員会の仲間
ぐらいの感覚だったんだ。


でもね。体育祭の時に喋って、なんか分からないけど、いいなって思ったんだよ。



まぁ、俗に言う 一目惚れ?みたいな感じ



一目 ではなかったけどさ






それからは、ずっと気づいたら、由衣ちゃんを目で追ってて、




1回 ダンスのステージ見に来て貰ったじゃん?


そんときなんて、もう緊張で、ダンスどころじゃなくってさ









陸とケンカした時は、由衣ちゃんが俺じゃない人に笑いかけてるのを見るのも嫌で…





単なる嫉妬だよね





表には出てなかったみたいだけど









でね。やっぱり好きなんだなぁって









俺は、由衣ちゃんが好きです。









由衣ちゃんの気持ちが、俺じゃない人に向いてるのもわかってるから。








これは、俺なりのケジメ









しっかり振ってください」









「ありがとうございます。すっごい嬉しいです




海司先輩はいつも笑顔で、ちょっと嫌なことがあって、落ち込んでる時でも、先輩と話していると、気持ちが晴れたり



最初に話した時も、ほんとにフレンドリーで、初めて話したのに、あんまり緊張しませんでした







他にも、色々感謝していることはあるんですけど









それでも、先輩の気持ちには応えられません



ごめんなさい




ありがとうございます」









海「うん…ありがとう








…………………あのさ、我儘だけど、これからも良い友達でいてくれる?」








「もちろんです!」









「じゃぁ 私は戻りますね」






海「うん ありがとう」









由衣ちゃんが見えなくなってから、地面に座る









海「あぁ こーなるのはわかってたんだけどなぁ」









そう言いながら、目を拭った

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さけるチーズ(プロフ) - マースさん» わぁ!ありがとうございます!その一言で頑張れます!これからもよろしくお願いいたします (2020年10月4日 17時) (レス) id: 4f7eed3313 (このIDを非表示/違反報告)
マース - お話凄く面白いです! (2020年10月4日 17時) (レス) id: eb7449c30b (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:さけるチーズ | 作成日時:2020年9月13日 17時

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