訳アリ美少女はＥ組で暗殺やってます！ (ページ2)

今日:1 hit、昨日:7 hit、合計:3,868 hit

１　若side ページ2

今日から椚ヶ丘３－Ｅの生徒になるのか～。

ここもセーラーじゃなくて良かった。

でも、この坂はさすがにないよね～。

そう思っていると、赤髪の少年が横に並んだ。

同じ椚ヶ丘の制服。

「君もＥ組なの？」

「うん。赤髪君も？」

「うん。俺、赤羽業。カルマでいいよ。」

「カッコいい名前だね～。うちは緑若葉。若って呼んで。」

「わかった。行こっか。」

そう言って２人で歩き始める。

「若は何でＥ組に？」

「惟兄にここに転校したいって言ったら手続きしてくれたの。」

「へぇ～。若ってお兄さんいるんだ。」

「ううん。知り合いなだけ。烏間惟臣。防衛省の。」

「あー、昨日俺ん家来たわ。」

「で、カルマは？」

「素行不良。」

「あちゃー、やっちゃったねー。」

「別に。それよりＥ組で先生殺せるんだよ。そっちの方が全然楽しい。」

「ごもっとも。」

「で、早速実験しよっかなって。」

掌をこっちに向ける。

「何これ？」

「対先生ナイフを細かく切ったやつ。」

「へ～、面白そう。じゃあうちは、あの触手を掴んでみよっかな。写真で見たけど、あんま力なさそうだったし。」

「それ、俺も思った。それで至近距離から暗殺を仕掛けるか。」

そうこう話しているうちに、到着～☆

お、丁度外にいるじゃん。

「カルマ君…。帰ってきたんだ。」

水色ツインの可愛い系男子登場☆

世に言う男の娘ってやつか。←

「よー、渚君。久しぶり。」

カルマは笑ってそう言う。

「わ、あれが例の殺せんせー？すっげ、本トにタコみたいだ。」

殺せんせーの方に行くカルマにうちもついていく。

「赤羽業君と緑若葉さん…ですね。初日から遅刻とはいけませんねぇ。」

「あはは。生活リズム戻らなくて。」

「うちは遅刻じゃないし。惟兄がこの時間に来いって言ったんだもん。」

うちはそう言って、惟兄に目を向ける。

「それは本当だ。あと若。学校ではそう呼ぶなと昨日言っただろう。」

「だって、惟兄は惟兄じゃん。」

「それでもここでは教師と生徒だ。場をわきまえろ。」

「おー怖っ。わかった。努力する。」