トッポッキ ページ8
あや「Aー?」
止まった私に気付きあやが声をかける。
その声にバロもサンドゥルも振り向いて。
たっ、と皆に駆け寄り
サンドゥルの肩に腕をまわすと
「今日さ、サンドゥルと美味しい物
食べに行く約束してるんだよね!
だから2人は先帰って!」
その言葉に皆目を丸くして。
sd「え?僕そんな約そ…」
「サンドゥル、食べないの?トッポッキ」
サンドゥルの大好物。
これを口にすれば、
sd「行きます。行かせてください」
…よし。
あや「何よー。皆で行けばいいじゃない」
「いーのー。じゃ、行こっか」
適当に答えたあと、サンドゥルを引っ張る。
少し歩いて振り向くとバロがこっちを向いて
さんきゅ
って口を動かした。
私は笑顔を浮かべた後前を向いて。
それぞれ違う方へ歩いていく。
sd「でもさーあ。どうしたの、急に」
トッポッキを口いっぱい入れて
言うサンドゥル。
私はサンドゥルの口の周りの
ソースを拭きながら言う。
「…突然、食べたくなったから」
バロのこと、言わない方がいいよね。
sd「ふーん。変なの。あ、ありがと」
自分の口を指差して笑うサンドゥル。
その時、さっきのバロの顔がフラッシュバックして。
バロのあんな笑顔…久々にみたかも。
そう思うと、胸が少し苦しい。
あれ、また…?
本当に、どうしちゃったの?
sd「ねぇ、聞いてる?」
いきなりサンドゥルが私の顔を覗き込む。
「え、あ、ごめん。何?」
sd「もー、Aったらー。人の話はちゃんと聞こうって、習わなかった?」
そう言うとケラケラ笑うサンドゥル。
私もつられて笑顔を浮かべるけど。
なんだか、モヤモヤしたまま。
sd「Aの、もーらい‼︎」
「あ‼︎私のトッポッキー‼︎」
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更新遅くなってすみません…
これからはさくさくと、！
更新していけたらと思います^ ^
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作者名：ちゃな。 | 作成日時：2014年2月16日 20時
