第九話 ページ9
アルトを連れて、シスタ国からでるまではかなり早かった
ガラガラと商人用に偽装した馬車は紛れ込むために売ったものもなくなって少し軽かった
まぁアルトがいたからそんなに変わらないけど
城門に着くとオスマンとシャオロンが出迎えてくれていた
sha「Aー！！」
ぶんぶんと手を振っていて顔はニッコニコだ
os「お疲れさん、A」
馬車から降りるのをオスマンに手伝ってもらうと彼は目を細める
os「…それで、そちらの方はどこの方なん？」
その一瞬で場が凍り付いた
肌がピリピリするし息が吸いにくい
とはいえこの発端は私だ
しっかり説明しなければ
「あ、あのねオス「自分はアルトっていうんだ」」
アルトは豪快に笑って言った
アルト「メンタルケアロボットって言って無理を言って着いてきた！よろしくな！」
まだアルトを睨むオスマンの横でシャオロンが動いた
sha「よろしくな！」
アルト「おう！」
早々に打ち解けた二人は仲良く城へ入っていく
os「A…後で説明しぃや…」
ゆっくりと顔を上げたオスマンはなんとも言えない表情を浮かべていた
「分かってる…つれてきたの、私だし」
分かってたらええわ、とオスマンが返して私の手を握る
os「会議までお茶会するめぅ！」
「うん、そうだね」
そうやって微笑むとオスマンも私の手を引いて走りだした
???「侵入成功シマシタ」
美味しお茶の後ろにはたくさんの苦みが潜んでいた
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miyu - とってもおもしろくてなおいろんなことが気になる作品です！更新楽しみに待ってます！ (2022年7月2日 11時) (
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作者名：Pice | 作成日時：2022年6月20日 13時
