僕らの青春

第3章 ページ21

数原龍友side





GENERATIONSで音楽番組に

出演した次の日から




涼太が姿を消した







幹「皆に報告がある」







亜「はい」






幹「片寄は昨日で

LDHを首にした」







「はっ！？

何言ってるんですか、急に」







幹「急じゃないよ

片寄本人には、ちゃんと

忠告しておいた」







亜「忠告って何ですか？」







幹「今年1年パフォーマンスに

磨きがかからなかったら

お前をGENEから外す

わかってると思うが

数原はソロ曲を出すほどの

実力を備えてる

だが、片寄はどうだ？

GENERATIONS、いや

LDHはただの

芸能事務所じゃない

EXILEというグループの

名の元に

できてる事務所だ

ましてや、EXILE TRIBEの

名を背負ってる

片寄、できるな？

テレビのパフォーマンスも含め

１回１回、しっかりこなすんだ

遊びじゃない。

容赦なく、剥ぎ落とす」








幹「って1年前に伝えてあったよ

でも、片寄はできなかった

できないやつは

LDHにはいらない」







HI「お前らも、本当は

涼太が邪魔だったんじゃない？

BOTで喧嘩してたの

ちゃんと報告受けてるよ」







「…そんな、、

何で、俺らに何も

言ってくれなかったんですか！」







幹「言って何になる？

何もならないだろう

お前達は、お前達にできる

パフォーマンスをしておけば

良いんだよ」








玲「涼太君はどこですか

連絡すらつかないんです！」







幹「片寄の居場所は

俺らにもわからない

連絡先も変えさせてあるから

新しいやつは、把握してない」








隼「じゃあ、どうやって探すの？」







幹「探さなくて良い

今のお前らに、そんな暇ない」







メ「でも、涼太も俺らの

大事な仲間です！！」






幹「お前らは片寄の

何を知ってるんだ」







「仕事熱心で、人一倍

考えが大人で、責任感が強くて

不器用な、やつです」







幹「片寄が、1人で

スタジオに通って

自分でダンサーに連絡取って

振り付けを練習してたのは

知ってるのか？

仕事の合間に、早朝や深夜に

ボイトレしてたのは知ってるのか？

あいつは、BOTプロジェクトが

始まってから、ほぼ寝れてないぞ」








「え、、、」








玲「サボってなんか

なかったんだ…」







幹「あいつに何を言っても無駄

GENEを続けさせてたら

きっと潰れてた

お前らだって、潰れてた」







HI「今のGENEに

片寄は重荷だ。

だから、解雇にした」

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