十九。 ページ19
↓
「……………ッう、ウソだよ……。いくら私が酷いこと言ったからってこんな冗談面白くないって……」
目の前の『あっちゃん』の顔が面倒臭そうにゆがんだ。
「はー……本当にめんどくさいなあ。僕はね、おまえの『あっちゃん』でも『あっちゃん』のお兄さんでもないよ。」
腕を掴む力が強まった。
「っだいたいお前、僕の事覚えてないってどういう事？あんなに仲良くして将来まで誓い合ったのに……」
「は、私は貴方を知らな……ぐっ、、！！」
「あれ…………？
あはは！くるしいんだ！！苦しいよねえ。
首締められてるんだもん、苦しいに決まってるよねぇ！……でもこんなの僕の心の痛みに較べれば……ッ」
視界に靄がかかって来る。
意識がぼんやりとして、今にも眠りについてしまいそう。
「折角僕が思い出させてあげようと女装してまでして大ヒントを上げたのに君は思い出さないどころか知らないだって？おまけに折角探偵社の豚共を遠ざけたのにあたらしい害虫くっつけてきちゃうしさあ！」
指が首に食い込む。爪を立てられ血が滲む。
「…………僕が……………僕がどんな思いで君を待っていたのか……」
もう正常に機能しない耳に、そんな悲しげな声が聞こえてきた気がした。
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赤井司(�瑛�/�洩�) - 乱歩さんの推理見たいと思ったやつ手を上げろ！[はーい！]わっち以外にいるかな？ (2018年6月7日 23時) (
レス) id: 32189bcc43 (このIDを非表示/違反報告)
クロロほむら(プロフ) - コメント失礼します。私の好きな要素がこれでもかという程、詰め込まれていて画面の前で悶絶しておりました。素晴らしい作品でした。一言で纏めると最高です。 (2018年5月14日 7時) (レス) id: fa9eba1dfb (このIDを非表示/違反報告)
か○ぴす(プロフ) - 中也イケメンすぎか。一言言わせてくれ。最高。 (2018年5月5日 22時) (レス) id: 778c550596 (このIDを非表示/違反報告)
愛乃(プロフ) - 初めまして、拝読させて頂きました。この作品を読み終わった今でも胸の高鳴りが収まらないくらい良い作品でした。こんなにいい作品を読んだのは自分の中でも久し振りで未だに何度も読み返してしまいます。そのくらいとにかく素晴らしいと感じる作品でした。 (2018年2月21日 19時) (レス) id: 72a3eb1f7a (このIDを非表示/違反報告)
春瀬 - 読み終わってから、とても切なくなりました。 (2018年1月27日 22時) (レス) id: 1cc1a674be (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：春夏秋冬 ハイラ | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/neomatu2011/
作成日時：2018年1月11日 19時
