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撫子「さっきまで操られてた俺が言えた事じゃねえが反抗なんて
バカバカしい事、いい加減に止めさせて目を覚まさせてやろうと
してるだけさ！あと太輔、我が主である戸塚祥太から伝言だ。
藤ヶ谷無事に帰って来い！健闘を祈る！だとよ。」
紅桜「其方にっ、妾の気持ちが分かるものかっ！！
主人に能力のせいで嫌われる気持ちがどんなに辛いかっ・・。」
藤ヶ谷「紅桜・・・。」
紅桜と撫子が言い争いをしているのを困惑しながらその様子を
見つめていた藤ヶ谷、だが怒りか悲しみを堪えてなのか小刻みに
震えながらも悲痛な叫びを言い終え今まで俯いていた顔を上げると
ボロボロと涙を流している紅桜の姿があった。
撫子「・・っ！！」
撫子は紅桜の悲痛な叫びに自分が主人に嫌われる姿を思い浮かべて
しまったのと何を言えば良いか分からず言葉に詰まった。
何を言ってもそれは紅桜に対して同情にしかならないのではないか
そう撫子は思ってしまった。
藤ヶ谷「べ、紅桜、君にそんな辛い思いをさせてごめん・・。」
紅桜「今更謝れてもっ、・・もう遅いっ！！」
紅桜がボロボロと涙を流しながら刀を思いっきり振り上げ藤ヶ谷を
斬ろうとしたのを撫子が受け止めた。
紅桜「っ！！・・邪魔だよ撫子！！」
撫子「邪魔と言われても退く訳にはいきませんっ！！・・くっ！！
紅桜殿の気持ちはわたくしには理解は出来ないかもしれないっ！！
でもっ、主人の事を思う気持ちはわたくしと貴方は同じだと
思っておりますっ！！だからもうこの様な事お止めください！」
藤ヶ谷や撫子の言葉に徐々に紅桜の心が揺らぎ始める。
紅桜「っ！！煩いっ！！」
撫子「っ！！！」
藤ヶ谷「縛道の六十一、六杖光牢！！」
紅桜「っ！？？」
紅桜が撫子に襲いかかろうとしたのを藤ヶ谷が鬼道でくい止める。
藤ヶ谷「撫子、助けに来てくれてありがとう。
あのままだったら俺は動揺したまま斬られていたかもしれない。
でももう迷いはない。でもこれは俺と紅桜の問題だから決着は
ちゃんと自分で付けるよ。撫子は巻き込まれないように少し
離れて見ていてくれないかな。」
撫子「・・分かりました。どうかご無事で太輔様。(シュッ！！)」
藤ヶ谷「さあ、紅桜改めて始めるとしよう！！」
藤ヶ谷と紅桜が撫子が離れた所に行ったのを見届けると改めて
お互いに向き合った。
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黒髪の白雪姫 - 健人君と氷霧の戦いが、内容と健人君の心境がしっかりしてあって泣いちゃった(;つД｀) (2018年1月14日 16時) (
レス) id: efdbcf38a9 (このIDを非表示/違反報告)
midori(プロフ) - こちらこそ、いつもこんな小説を読んでいただいて嬉しいです。しかも楽しみだなんて恐縮です。 (2017年7月17日 18時) (レス) id: 815ce738b7 (このIDを非表示/違反報告)
★Ally★(プロフ) - いえいえいつも楽しみにしています！ (2017年7月17日 18時) (レス) id: ced09a4e69 (このIDを非表示/違反報告)
midori(プロフ) - Allyさん、ご指摘ありがとうございます。カズラじゃなくてツバキです、どうもすいませんでした。 (2017年7月17日 18時) (レス) id: 0882dfba3d (このIDを非表示/違反報告)
★Ally★(プロフ) - あの...リンに口を塞がれてるいるのってツバキではないのでしょうか？間違えていたらすみません (2017年7月17日 18時) (レス) id: ced09a4e69 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：midori | 作者ホームページ：http://ulog.u.nosv.org/item/03midori25/1558961726
作成日時：2017年6月10日 13時
