天の雑面と2人の少年 ページ6
︎︎ ︎ ︎
葉蔵side
俺達が帰る為に通る橋の上を渡ろうとした時、突然変な天と書かれている雑面をつけた人が話しかけてきた。
葉蔵「あっ！どうもこんにちは！」
反射的に返事をしてしまったが、どう見ても怪しい。
このまま逃げた方が良いのだろうか？
そして天乃さんと会った後だと、少し声が小さく聞こえる。
天の雑面を付けた人は続ける。
？「出会っていきなりでなんやけど、神社行ってたよね？」
葉蔵「あ、はい…」
？「こういうモノを知らんか？」
天の人が懐から取り出したのは、御神体だった。
葉蔵「いやっ、知らないっす！」
論吉「うんうん、知らない、！」
目を泳がせながら、咄嗟に御神体を隠す。
論吉も咄嗟に機密のものを隠したようだ。
ようやった…！
？「おいおまっ！、何隠した今！？」
…残念だが、隠すところを見られてしまっていたようだ。
これはまずいぞぉ…？
葉蔵「いや知らないっす！！」
論吉「何も隠してないよ、！」
？「怪しいな？お前ら？」
少しは抵抗しようと否定してみたが、逆効果だったようだ。
余計怪しまれてしまった。
葉蔵「えっ何でですか？」
？「いやいやいやいや、あの、持っててもロクな事無いよ？」
？「渡しいな？」
残念ながら、持っててもいいことない物を集めるやつなんているはずがないんだよなぁ
？「…しゃあないちょっと……」
？「無理やりやけど調べさせてもらうね？」
そう言って天の人は俺らを追ってきた。
論吉「わーー！やばいやばい！」
葉蔵「やめてくださいやめてください！」
？「オイ待て待て待て待て、ちゃんと調べさせろ！」
論吉「逃げろ逃げろ逃げろ！」
葉蔵「やばいやばいやめて下さい！やめて下さい！！」
論吉「やばいやばいやめて！！」
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 6人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：コルット | 作成日時：2023年7月19日 18時
